2011年2月 JBSA東京 セーリングレポート
JBSA東京支部の岩下です。
2月6日のセーリング報告をお届けします。
当日の参加者はサイティドが児玉、小柴、谷下田、ブラインドは鈴木、岩下の計5人でした。ドタキャンが3人も続出してやや寂しい人数ではありましたが、その分、一流講師に手取り足取りじっくり指導していただけたので僕にとってはラッキーでした(笑)。
携帯したGPSレシーバー内蔵点字音声PDAで東京湾海上交通センターのサイトで確認したところによると、午前10時現在、東京13号地付近は北東の風2メートル。日差しのあった午前中はポカポカとうららかな天候でした。軽やかな機走音に包まれてマリーナを出港したのは10時12分でした。電子コンパスが南に向かっていることを教えてくれましたが、そのあと、艇は東に進路を変えました。
「もやっちゃってて東京スカイツリーが全然見えないねえ!」
谷下田さんがつぶやきました。
「橋(京葉線の高架)越えたらジブ張ろうかあ!」
児玉さんが叫びました。いつもは、もっと先に行ってからだったと思うので、風がないときは早くジブを張るのが良いという意味なのでしょうか?僕にはちょっと分かりませんでしたが、あまりいろいろ聞いても悪いかなと思って黙っていました(笑)。
出港前、初めて帆のカバーを外すところから体験させていただきましたが、これだけでもかなりの肉体労働だなと思いました。また、メインシートを上げる作業はものすごい重さでびっくりしました。途中からウインチを使って行いました。最後にクリートに巻き付ける作業をしましたが、なかなか難しい。
そもそも、クリートの構造が分かってないので、もっとヨットの各部の名称や機能を勉強しないとだめだなあと痛感しました。
「桟橋でつなぐ舫(もやい)も同じ結び方なんですよ」と鈴木さんが教えてくれました。
以下は当日、児玉先生達から僕が初めて学んだトピックの一部です。
・観音開き:真後ろから風を受けてメーンセールとジブをそれぞれ左右に出して走ること。
・アビーム:みんな知っている横風のことだが、左右どちらにも使う。
・クローズホールド:セーリングの基本。風に対して45度の角度を取って進むこと。
・ウェザーヘルム:艇が風上に向かおうとすること。風下に向かうのはリーヘルム。
帰港時間はジャスト午後4時でした。午後は曇ってしまい、凍える寒さでした。ともあれ今回も新しい発見だらけのセーリングで興奮の連続でした。
次回20日も、よろしくお願い申し上げます。