活動報告 JBSA東京 2023年11月26日 任意活動

活動報告 JBSA東京 2023年11月26日 任意活動

—————————–
◆ 活動情報について
【活動日】2023年11月26日 日曜日
【参加者】6名(順不同敬称略)
ブラインド:佐藤,殿垣内
サイテッド:副田,古庄,永井,玉木
【使用艇】あほうどり(東京夢の島マリーナ)
【天気】曇り時々雨
【気温】6℃
【風速】14ノット
【航行時間】10時41分出港 15時41分帰港(5時間)
【航行距離】約34キロメートル
——————————
◆ 連絡事項
・ファーラーロープ6ミリ20メートル購入
・ファーラーロープ艤装
・エンジンオイルの交換の必要性
・何度も指摘されているオイル交換はポンプ購入して実施したほうがDICSに依頼するより数千円安い可能性あり後日検討
——————————

【活動のようす】

JBSA東京 佐藤です。 
今回のテーマは”寒さ”です。 

本日は、朝からどんよりとした重い雲が新木場の空にのしかかっています。小雨もパラついて風がとても冷たいのです。会話も氷つきそうです。駅ではイベントがあるらしく、少し人通りが多くなっていました。駅での待ち合わせは永井さん、私、副田さん、殿垣内さんの順で集まりました。古庄さんのお車とシャトルバスでのれたのですが、なぜかシャトルバスが運行しませんでした(勘違い?)。永井さんは徒歩でマリーナ到着。マリーナでは玉木さんもすぐ合流で全員集合です。 

ディックスでは、殿垣内さん、永井さんが新しいファーラーロープを購入しました。Tバースあほうどりに乗船して、アッという間に永井さんファーラーを取り付けてくださいました。ありがとうございます。私は震える手(アルコール性とは別です)で固いハリヤードの金具をメインセールに固定。準備完了です。 

玉木さんの機走にて出航です。風が全身に刺さります。寒さ対策が万全な方と、そうでない方と、分かれております。というのも、いきなりの真冬の気候。私のミートテック(脂肪素材)も効果がありません。最高気温8°cというところでした。永井さんと私、雨具を二重に重ねて寒さ対策をしました。小雨はまだ残っています。 

のんびりクルージングスタート。玉木さんと私のクルージングの練習も兼ねております。機走順調です。陸橋付近では祭囃子の音色が聞こえました。新木場のイベントは暑い様です。 

雨もすっかり上がり、若洲沖を目指します。東京湾は、ヨットの数も少なく釣船を数艇交わした後、広い海まで移動します。安全確認後、メインセール、ジブセールを上げました。引き続きへルムスパーソンは玉木さん。スキッパーはミジップにいる永井さんです。永井さん号令のもとタック&ジャイブを繰り返します。殿垣内さん曰く「菱形の走行経路」をイメージし、レース想定。上マーク下マーク回航になります。するとそこでハプニング‼古庄さんのズボンが床面にずり落ちました。ズボンのゴムものんびりゆったりされた様子です。「副田さんは見ちゃダメだよ。」と、古庄さんキャビンでお直し。失礼しま〜す。

お昼の時間となり、永井さんの提案で東京ディズニーランドが一望できる舞浜沖まで行くことにきました。東京ディズニーランド50m程度は近づけるそうです。手前の200mのところでヒーブツーを見せていただきました。アンカリングをすると錨にヘドロがまとわりついて、あげた時に汚れがつくということです。左舷にメインセール、右舷にジブセールという観音開きなのですが風向きによって速度を抑えて、その場で停船できる凄技です。 

永井さんに次いで、古庄さんもヒーブツー試されました。副田さん、殿垣内さんも軽々操作されていました。私もアドバイスいただき操作できました。ヒーブツーもそうです360度旋回も初体験です。10m近くある船を舵一つで動かすなんて考えると凄いことだなぁ〜と実感しました。玉木さんもヒーブツーで全員技習得です。夢中になり寒さとディズニーランドの景観も忘れていました。とても贅沢なひととき、ありがとうございます。 

ここでタイムアップ、マリーナに戻ります。私がティラーを握りました。レース想定の菱形走行経路も行いました。ジャイブの舵取りははまだまだ慣れないところがあります。方向と舵角とタイミング、練習させていただきます。また、よろしくお願いします。 

機走は永井さんに。私は殿垣内さんにメインセールのたたみ方と収納法を教えていただきました。手先がかじかんで、なかなかセール帯を縛ることができませんでした。本当に寒いです。 

バース着艇の方は玉木さんになり無事完了。片付けを早々、にあったかい飲み物!バリバリ*ギッチョンチョンです。 

とっ!いういうことで今回もアフターセーリングいただきます。今日は焼肉屋さんになります。永井さん玉木さんも参加。スペシャルメンバーでございます。話は、あほうどり船底の塗り替えというところで、本来は自分たちで塗料を持って塗り分け作業すると良い。というお話を頂いております。そして、エンジンオイル交換の話。エンジンについては玉木さんが専門家ですので、とても参考にさせていただいてます。ディーゼルエンジンは油が命とのことでした。 

セーリングを振り返りますと、本当に寒かった。のですが、途中、寒さをしのげたこと。アフターの牛すじ煮込みとお湯割りは最高でした。鼻水が出るほどです。皆さん次回は風邪をひかないよう、寒さ対策をお願いいたします。メンバーの皆さん東京支部の皆さんお疲れ様でした。またよろしくお願いします。 

ここまでの報告書作成:佐藤

——————————


1. 風速14ノットで全員ヒーブツーに成功

ヨットは乗り物である以上、加速、減速、止まる、左右に曲がるという操縦ができなければならないと思います。
今年夏にあほうどりとルミナスで何回かおこなわれたヒーブツーを、今回の参加者でも実施しました。

永井さんの指導のもと、玉木さん、古庄さん、そえださんが実施。ブラインドの佐藤さんと私も、風速14ノット程度のもと、ぴたっと停船。やはりあれぐらいの風でも船を止めることができるということは、自信につながるし、いざというときに落ち着いて行動できる要因のひとつになると思いました。

以前にも記していますが、改めて今回は永井さんの表現で手順を記しておきます。ポートタック、つまり、ジブとメインが右舷に出ている状態からスタートする場合です。

(1) ジブシートはスタボー側に強く引き込んでクリート
(2) メインはアビーム程度にセット
(3) クローズホールドで走るとメインは正しくセットされていないのでゆらゆらゆれるがそのまま
(4) 風上にバウを向けて減速したのちタック
(5) メインが左舷側に返ってスターボードタックになったらティラーをポート側いっぱいまで押してヒーブツー完成
(補足)メインもジブも、最初のセットから一切触らない
——————————
2. 菱形の航跡を走る練習

佐藤さんと玉木さんは、永井さんのご指導のもと、菱形のルートを反時計回りにたどる練習をしました。お優しいイメージだった永井さんの異なる面が垣間見えました(笑)
甘いジブを許してもらえませんでした。数秒でタックするんだからいいじゃんと思いましたが、だめでした。
すごく良い練習時間でした。ぜひまたお願いします。

——————————
3. ファーラーロープの購入と交換

使い切る必要のある各支部に分配された5万円の寄付金で、いつちぎれてもおかしくなかったファーラーロープを購入させていただきました。計測では18メートル必要でしたが、万一に備えて20メートルを購入させていただきました。
出港前準備を色々して、さてそろそろファーラーロープの艤装でもと思ったら、すでに永井さんが艤装してくださっていました。
——————————
4. 今後のことなど

来年こそ、ヨット宿泊、ロングクルージング、サンセットやナイトクルージング、ディズニー花火大会観覧をしようという話がでました。ディズニーランド沿岸は、かなり近くまでさほど浅くなく近づけるとのことです。花火は15分ぐらいなため、アンカリングせずにヒーブツーにして観覧しましょうという話もでました。

さらに来年は、レースでスピンを扱える人を増やそうという計画もありますので、ぜひ皆さん、様々なイベントやプロジェクトに積極的に参加し、これらを楽しく実現できるよう、お力をお貸しください。

ここまでの報告書作成:殿垣内大介