2010年8月 JBSA東京 保田レース回航のレポート
東京支部・湯川から、8月22日に開催されました本年度の保田レース(正式名称はTYC主催第16回東京湾ヨットレース)について ご報告いたします。
第一日:東京夢の島マリーナから保田港間の回航
天候:晴、最高気温35度、東のち東南東の風3~4米、午後南東5~6米
参加者(敬称略)
サイテッド3名:橋本、小柴、谷下田 (児玉は21時から参加)
ブラインド2名:安達、湯川
使用艇:あほうどり
7時30分、灼熱の新木場駅に集合し車に分乗してマリーナに向かい、出航手続きをお願いしたのち通常の出艇準備に水汲み等の作業を加え、8時19分に出艇、前後を行く他の数杯の参加艇とともに南進を開始し、やがてメインセールをアップし機帆走、9時15分に東京灯標を通過、更に一時間後の10時20分には、アクァラインの風の塔と海ホタルとの中間地点を通過する。
順調に南下するも、11時50分頃、第一海堡の約2km程手前で例年に無い多数の海苔ひびが現れるが、ヘルムズの橋本さんが巧みに回避された。
正午に第一・第二海堡中間点を通過し、6ノット程度の艇速で快調に進むが、13時頃、本船によるものか突如大きな引き波に襲われ、第一波は正対して巧みに回避されたが、意外にも第二波の衝撃が大きく、激しいスプレーを浴びたと思った瞬間、ドッグハウスでノンビリしていた体重80キロ超の湯川の身体は宙を舞い、コックピットに叩きつけられた。幸いに誰も怪我を負わずに済んだが、ダウン・ビローもかなりの水浸しで、携帯電話の使用不能ケースも生じた。
巨大な波消しブロックをも持ち上げる力のある波。小さくても軽視してはいけないことを思い知らされる。
13時50分、保田港外の大謀網群が出現、昨年よりは広範囲になっている。
14時40分、保田港に到着、ガイドに従い、今年増設されたポンツーンに着艇、全員元気で6時間21分の機帆走による回航を終了した。
直ちに用意したオーニングを張り宿営の準備をしてから、番屋で入浴。
16時半の艇長会議に続き、恒例の保田ミーティングに全員参加、夕食、歓談後、明日のレースの必勝を期して、20時に就寝した。