活動報告 JBSA神奈川 2022年12月10日 定期活動
活動報告 JBSA神奈川 2022年12月10日
定期活動 ナウシカクルージング
【活動日】2022年12月10日 土曜日
【参加者】8名(内1名非会員,順不同敬称略)
ブラインド:飯塚,齊藤,殿垣内
サイテッド:中尾,安西,スモーレン,副田,山内(協力オーナー)
【使用艇】ナウシカ(ヴェラシス)
【出港時刻】10時26分
【帰港時刻】14時15分
【航行時間】3時間49分
【走行距離】27.39km
【天気概況】曇り時々晴れ, 気温14度, 風速2〜5メートル
——————————
今回の報告書は、活動参加ブラインドのかたがたによる共著です。この報告書が投稿されるタイミングが遅れてしまったため、文中の記述と現時点での出来事の時系列が前後してしまったことをご容赦ください。
飯塚さん、齊藤さん、最後に私も少し書かせていただきました。以下、お楽しみください。
—- 飯塚さんのレポートここから —-
海が見えた時、誰かが「海がもやっている」と言った。今日は風が無いという事だ。
今回の定期活動は、クルージングとの事であり、ベテランの先輩たちが船を自由に操り楽しむ一日だと思っていた。
ところがである、「ヘルムスは飯塚、午後から斎藤に交代する。」の声がかかった。
クルージングが目的であるから、いつもよりは遠くへ行かなくてはならない。当然共ヘルムスが新米では、遠くへ行けるはずがない。困った。
それで、集中して一生懸命やるだけ、と覚悟を決めた。
船が今どこを走っているのか全然判らない。観音崎、東京湾観音、航路、ブイ、の言葉が聞こえるので観音崎沖をジグザグに走っているのだろう。風上に向かう時はまだ良いが、風下に向かっている時は、風の向きが中々掴めない。
これでは、到底クルージングとは言えない。
多少の遠乘を期待していた人には、申し訳ない事である。
今年も、今日が最後の活動である。
当初は初心者の訓練、全日本への為の訓練(チームは途中で腰折れしてしまったが)。
いろんなことを教えて頂きました。大自然との付き合いが好きな自分ですが、ヨットでの付き合いも難しいと思いますが、じっくりと慣れてゆきたいとおもいます。
皆さん有難う御座いました。まだルミナスの大掃除が
残っていますが、御指導等、来年も宜しくお願いします。
飯塚
—- 飯塚さんのレポートここまで —-
—- 齊藤さんのレポートここから —-
一週間もたってしまったので、回想しながら書きます。
海は冬景色、さすがに海上も少なくしかし、寒いんながらセーリングにはいい風だったと思います。
中尾さんが、オーナー席に座り、飯塚さんがティラーを握り
中尾さんの声で、操船。なかなか安定し艇は進みました。
間にそえださんに、ロープの八の字結びを教わりました。
いろんな結び方があるのですね。
ティラーを交代し、中尾さんの声で
指標を教えていただき、それに向かい操船。
クローズでぐんぐん進む、心地いい
しかし、昼くらいから
冷えもあり、ん?誰もトイレいかない?
ナウシカはあるよね・・
振り返り、中尾さんに
トイレありますか!と限界に達し聞く
そえださんが、立ち上がり
そのあとを煽るように、キャビンに滑り込む(;´・ω・)
ちょっと待って用意するから。と山内さん
(え、何を?)不安
そえださんが、ドアを開けてくれて、
ここはワンプッシュね。
(なるほどぉ)
やっとホッとしてキャビンが温かいのに気づく
冷えた体に心地よく、暫らく見渡す
小さい正方形の窓が横にいくつも並んでいて、
明るい
(これは、海底?)
ソファーがあって、倒してベッドになりそう
電子レンジもあって、トイレもあるなら
成程、泊まれそうだ
温まってキャビンから顔を出すと
中尾さんが、茫然とした顔
(に見えた・・・)
あっ 私ティラー・・・
放ってきたまま
我慢してたんでしょう?とそえださん。
(さすがわかってくれていた)
ほっといている場合ではない
中尾さんから怒られていいのだ、というか
呆れていたかもしれない(;´・ω・)
昔の戸塚ヨットクラブのニュースを突然思い出す
回想すれば、反省点が出てくる。
集中力がない!!
回りをきょろきょろしたり、
みんなの話に反応したり
後ろから、中尾さんに頭を押さえられてもしょうがないんです。
千葉方面に向かってる。
(そこまで、来たのね)
もっと遠くまで行きたいな
飛行機はあっという間だけど
アランが、東京から夕方よりナイトセーリング。あると、
殿垣内さんに、携帯見せている
齋籐さんも連れて行って。と殿垣内さん
しかし、全員外国人という
うぅ・・・
おなかも空いて、各自昼食
山内さんが、めんが足りないからと、
カップヌードルに春雨を混ぜてるのだと
嬉しそうにすすっていて
なんだか和む
今度は安心してナウシカに乗れます
楽しい時間を共有できて良かったです。
有難う御座いました🍀
齋籐
—- 齊藤さんのレポートここまで —-
以上が飯塚さんと齊藤さんのレポートです。
お二人の情景描写と記憶力には感銘を受けます。ブラインドの記述なのに、その時の光景が眼に浮かぶようです。メモをしているわけでもないのに素晴らしく思います。
今回は、出航準備が整うと、「はい。どうぞ。誰がティラーやるの?」とオーナーに言われ、みんなあたふた。まさかの、全部おまかせクルージングに、参加者はおそらくみな大いに喜び、しかし、ナウシカのかってがわからず動揺。
JBSAの大先輩がたの素晴らしいところは、責任を自ら負い、後輩に様々なことを任せて成長させるような、真の太っ腹な教育をしてくださるかたが多く、その度に私は感動しています。多くの経験と自信がなければできないことで、本当に格好いい。
今回は、三浦半島と房総半島の間にある本線航路の手前までを、いったりきたりして練習をしました。房総半島へ向かうとダウンウィンド、三浦半島に戻るとアップウインドという状態だったためです。
中尾さんが途中から、ヨット部モードになってきて、だんだん厳しくなってきました(笑)。しかしみな、大量の時間、練習をさせていただくことができて、とても楽しかったのではないかと思います。
ちなみに、齊藤さんはティラーをほうりなげてはおらず、ちゃんとトイレコールをしてティラーをかわっていました。本当にティラーを誰も持っていない事件を私はいくつか知っていますが、そのようなことにはなっていなかったと記憶しています。
ナウシカのオーナーの皆さま、JBSAの活動にご協力いただきありがとうございます。
報告書作成:
飯塚洋一
齊藤優子
殿垣内大介