活動報告 JBSA東京 2022年9月25日 グループ活動
【活動日】2022年9月25日 日曜日
【参加者】7名(順不同敬称略)
ブラインド:伊藤、とのがいち、佐藤
サイテッド:やげた、古庄、そえだ、体験者さん
【使用艇】あほうどり(夢の島マリーナ)
【出港時刻】10時07分
【帰港時刻】14時00分(推定)
【航行時間】4時間53分
【走行距離】45.29キロメートル
【天気概況】晴れ, 気温27度, 風速3〜7メートル
今回は、天気、風ともに恵まれた、まさに順風まんぱんな、あほうどりであった。
OB杭を超えてからメインを上げ、続いてジブを上げる。ガンガンひき、ウィンチハンドルをセット。一気に回すが、なんとそこでハンドルが「ボキッ!」っという音とともに折れてしまった!一斉に、「え!?。」という声。しかし、固まること0.2秒。サッともう一本あったハンドルを出し、何事もなかったかのようにセールをセット。素晴らしいコンビネーションであった。
みんな、「折れるんだねー。」「すごいねー。」と、ワイワイ。私はというと、「滅多にない貴重な体験をすることができて、得をした。」と思ってしまった。不謹慎だろうか?。
前回記したと思うが、佐藤さんの時は、ほとんどアビームでのそうせん。
気持ちいい風を受けることができるクローズを体験してもらう時が来た。絶好の風の中、ブラインドの佐藤さんにティラーを握ってもらう。
いつも、「口だけ番長。」と、自らおっしゃっている、やげたさんだが、とんでもない。とてもすばらしい先生である。のぼり、くだりや、ヒール角度、体に受ける風の向きなどを指示してくださる。30度ほどのヒールだったのだが、さらに要求していて、「このぐらいじゃなきゃ、走ってる気ぃしねーよなぁー。」と、ニコニコしていた。
が、佐藤さんはというと、重いティラーに悪戦苦闘。7メートルくらいの風に、スーッと登っていってしまい、コントロールできなくなってしまった様だ。その度に、さまざまな声のサポートがあり、「船長は一人の法則。」が、風に流されてしまっていた。
良い風に恵まれたおかげで、佐藤さんの住んでいた歴代の場所を走ることができたという。いっそう楽しかったセーリングであったよう。
次は、サイテッドの体験者さんに握ってもらう。ここでも優しい、やげた先生の出番。体験者さんはすぐにコツをつかんだようで、目標ぶつに向かってまっすぐ走らせることができた。「右へ行きたいから左」と、テンポ良くティラーを切る。みんなはと言うと、安心して談笑してしまうほど。
途中、大きな潮目に出会った。海の端から端に続く潮目は、濁った海水から藍色に変わっていて、「ここから素敵な世界ですよ」と言うラインにみえた。
ブラインドのとのがいちさんは、最近、毎回ティラーを握っているからなのか、ほとんどサポートすることなく安定した走りをみせてくれた。広い海を軽快に走らせる姿に、「次の全日本は、ぜひヘルムスマンを担当して欲しい」と思った。
その後も、順番にティラーを握る。帰路も4メートルほどの風が吹き、ギリギリまで帆走。そのくらいいい風だった。ジブを下ろし、メインを下ろして橋をくぐる。
今回も佐藤さんにバウのクリートをお願いする。勉強熱心な佐藤さんは、どんどん上手くなっていき、とても心強く思う。
これからも、みんなで力を合わせ、楽しいセーリングにしていきたいと思う。
作成者:そえだ和美