活動報告 JBSA東京 2022年5月1日 定期活動
活動報告 JBSA東京 2022年5月1日
定期活動
【活動日】2022年5月1日 日曜日
【参加者】7名(順不同敬称略)
ブラインド:伊藤,殿垣内
サイテッド:橋本,小柴,古庄,林,副田
【使用艇】あほうどり(夢の島マリーナ)
【出港時刻】9時57分
【帰港時刻】13時58分
【航行時間】4時間1分
【走行距離】20.8キロメートル
【天気概況】曇りのち雨, 気温17度, 風速0〜2メートル
最近の天気予報は、分単位でピンポイント予報を出せるはずなのに、予報自体が刻々と変わる上、最終的にもあたらないことが多い。
昔の新聞の、小さな天気予報欄のほうがよほど当たったような気がする。夏休みの日記に記す天気の1ヶ月分を、古新聞の山を紐解き、ひと夏の天気をまとめて書いて提出して先生の目をくらますには、十分な精度だった。
とにかく、予報に振り回された数日だったのだが、結局はずれて、途中から小雨が降り始めた。
といって、私は雨が降ろうが雪が降ろうが、ヨットに乗れるならそれでよく、避けたいのは、マリーナに集まったものの、中止でそのまま帰るということだ。これは本当にがっかりする。
といって、自然相手のスポーツなので、これもまた、いとをかし、ということなのだろう。
今回は、私にとっては収穫があった。予報ではやや強風の可能性もあったため、リーフィングの方法を学びたいと思っていて、事前に橋本さんにお願いしていた。
橋本さん、小柴さん、古庄さんが、わかりやすく丁寧に教えてくださった。ずっとなぞだった、マストの下にあるロープ2本が何かも、ようやくわかった。
ブラインドもサイテッドも、新入会員も増えてきたので、私が今回学んだことを記しておこうと思う。
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リーフィング(縮帆)
風が強い時にメインセールのサイズを小さくすることができる。2段階の調節ができ、ワンポイントリーフ、ツーポイントリーフという。ワンポン、ツーポンと略されもする。
セールの下辺(フット)から1メートルぐらいのところに、ワンポイントリーフ用の穴が横に4つ並んでいる。
フットから3メートルぐらいのところには、ツーポイントリーフ用の穴が並んでいる。
強風の時は、その穴までセールを降ろし、穴をブームにあるフックにひっかけたり、専用のリーフタイやロープなどでしばってブームにまとめる。
手順は次のとおり。
船首を風上に向け、メインシートを引きブームを中央にしておく。次に、メインハリヤードを緩めてセールを降ろしていく。マスト近くのブーム側面にあるフックに、セールにあいているリーフィング用の穴を引っ掛け、マスト付近にあるリーフラインを引き、ブーム裏側についているクリートに固定する。
リーフタイなどで、たるんだセールをブームに固定する。ロープを使う場合は、ハーフヒッチ(ひと結び)かリーフノット(本結び)。
セールの穴に通してブームに固定するため、ロープの場合きつくしめるとセールが破れる可能性があるため、あまりきつくは巻かない。リーフタイは、セール破損を防ぐために伸縮性があるとのこと。これはネットの情報。
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いつか、ブラインドが自習しやすいように、ロープの結び方を文章で解説したいと思っているのだが、試してみたが結構難しい。
ちなみに以下は、私がヨットを初めてから、必要になった順番でのロープワーク5つ。
1.ボウラインノット(もやい結び)
2.エイトノット(八の字結び)
3.クラブヒッチ(巻き結び)
4.クリートヒッチ(クリート結び)
5.リーフノット(本結び)
風もなく、小雨の中を漂いながら、伊藤さんが持ってきてくださった、八つの海と山という飲み物を、雨が入らないようカップを手で覆いながらいただく。
しかし、天候は回復しなかったためマリーナに戻った。
古庄さんと林さんが、あのやっかいな、かなり壊れているジブカバーを30分かけて、がんばってつけてくださった。
このジブカバーとも、あとひと月でおさらばとなる予定。6月の船底塗装時に、ジブセールと共に交換することとなる。
次回の定期活動は15日。良い天気と風に恵まれることを願う。
報告書作成:殿垣内大介