2019年11月 東京支部活動報告

JBSA東京 活動報告

【活動日】2019年11月3日
【参加者】5名
(サイテッド) 橋本さん、小柴さん、林さん、Sさん
(ブラインド) 殿垣内

先日、神奈川支部に入会された林さんが、あほうどりに初参加。
しかし残念ながら、微風というか無風のセーリング。
途中、ぱらぱらと雨まで降ってきた。気温は18度ぐらい。天気はもちろん曇り。

10時1分出港、13時58分帰港。3時間57分。22.4キロメートル。

そんなわけで、今回は書くことがほとんどない。

よく皆さんから、「報告書は簡単でもいいんだよ。」とお優しい言葉なのか、命令なのかはわからないお言葉をいただくが、
その通りにさせていただくとこれで終わりとなる。

少し付け足すと、今回はヨットの知識や技術に関して特筆すべきことはなかったのだが、
小柴さんの「小柴節(コシバブシ)」が展開されて笑いの絶えない楽しいクルージングだった。
私が仕事を始めた頃、政治とお金と宗教の話はしてはならないと教わり、実際その通りだなと思ってきたが、
今回の小柴さんは初対面の林さんに、「右ですか?左ですか?」と勢いよく尋ねたりしていて、もちろん冗談で話しているから問題ないのだが、
かなりおかしかった。

コシバブシについてこれ以上記すと、多分私はあほうどりに乗れなくなるのでもうやめるが、

ヨットというのは、無風でも楽しいものだなと改めて思った。

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ところで、結構前の話になってしまうのだが、実は9月22日に回収した、台風15号で破損したジブソックスのことを記したい。

台風15号が去った後の9月22日、このジブソックスの回収や被害の確認ををおこなうため、橋本さん、小柴さん、Sさん、私の4名で集まった。

ジブソックスをマストの上まで引き上げているスピンハリヤードが引き上げられたまま、
ジブソックスがマストの上のほうでちぎれて落ちてしまったため、
このハリヤードをどうにか下に引き下ろさなければならず、小柴さんが、釣竿、タカエダキリバサミなど、とにかく長いものを持ってきてくださった。

橋本さんと小柴さんが、長いものをつなぎ合わせた棒で、7〜8メートル先の小さな輪っかにフックを引っ掛けようとトライ。
とにかく長いので、少し手元がずれただけで、先端のほうは大きくずれる。
Sさんが、右に何センチ、左に何度回転などと情報を伝え、お二人がかなり頑張ってくださったが、残念ながら引き下ろせなかった。

仕方なく、マストに登ることとなった。
何でも、マリーナのサービスに頼むと7,000円かかるそうで、
私が5,000円で登ると言ったのだが、誰も聞いてはくれず、橋本さんが登ることになった。

マストにのぼるという行為は、私は木登りでもするようにのぼるのかと思っていたら、
なんと専用の装具を身につけて、メインハリヤードでえんやこらと引き上げていく。

橋本さんを、小柴さん、私、Sさんで、少しずつ引き上げ、ボートフックでスピンハリヤードを引っ掛けておろすことに成功。

その後は、今度は少しずつ下ろしていったが、途中で橋本さんが持っていたボートフックを下におろそうとしたところ、なんと海に落下。
幸い沈まなかったため、Sさんが中国雑技団なみの無理な格好をして救出した。

ポンツーンに何メートルもあるジブソックスを広げてみると、いたるところにほころびがあり、これは私とSさんで持ち帰り修復することに。
今回、このさまざまなところを補修したジブソックスを持っていき、しばらく裸だったジブセールに服を着せることができた。

そういえば、ジブセールも何箇所かやぶれていたらしく、補修したらしい。

これを書いている現在は、11月10日なのだが、実は昨日9日の土曜日にも、神奈川支部のルミナスをお借りして練習をした。
前回利用してから昨日までに、安西さんがいろいろなところを補修してくださったらしい。

私はこうして大々的に、補修した話を書いているが、
たくさんの会員のかたが、しばしば人知れず、自主的にメンテナンスをしてくださったり、
寄付同様のことをしてくださったりしていて、本当に頭が下がる思いだ。

JBSAが、常に前向きで、柔軟性に富み、多様性を認め合い、時代にあった形で今後も継続し、発展していくことを、心から願っている。

今年の総会の二次会で、皆の意見がヒートアップした際にマイランケさんが仰った言葉がずっと頭に残っている。

「JBSAは何のため?」

報告書作成:殿垣内大介