2019年6月 東京支部 活動報告2(メンテナンス終了し夢の島へ回航)
JBSA東京活動報告
【活動日】2019年6月16日
【参加者】3名
(サイテッド) 橋本さん、小柴さん
(ブラインド) 殿垣内
今回は、船底塗装などを済ませたあほうどりを、
ベイサイドマリーナから夢の島マリーナへ連れて帰る回航。
天気は気持ちの良い晴れだが、風がとにかく強い。
ベイサイドマリーナも夢の島マリーナも出航禁止のサイン。
「海快晴」の予報をみると、アクアラインを通過するころには、17メートル以上の風速。
ただし、夢の島に着くころの付近の風速は8メートル程度。
南西の風なので、川崎よりに進めば、追っ手の風で行けるだろうということで、
9時40分ごろにポンツーンを離れる。
機走のみで、後ろからの風と波に押されて、夢の島へは13時50分ごろには到着。
約4時間10分と、行きより30分ほど早く着いた。
前回の活動報告を読んでくださったかたはご存知のように、
あれから1週間、私の心配事は、胃がまた半分に折れ、
しぼられたらどうしようか、ということだった。
何しろ、そもそもそういうことになりにくい体質らしかったし、ヨットでもこれまで一度だけ、
これはまずいかなと思ったことがあっただけだったので、
あの現象が恐ろしく、朝、ヨットに乗る前から気持ち悪くなっていた。
ちなみに以前ヨットで危機を感じたときも、飲み物に問題があったため、以後、気をつけてはいた。
今回は、無難なスポーツドリンクと、お昼はおにぎりをひとつだけ用意。
しかも、念のためそのおにぎりも食べなかった。
だが、今回は十数メートルを超える風で、波の高さも2メートル程度。
湾内なので外洋経験のあるかたからしたら、
水たまりで何をびくびくしているのだと笑われるかもしれないが、
そうは言ってもあほうどりは、右に左に揺れ、一度はすーっと波間に落ちていった。
結果的に、海に何も返却することなくたどり着くことができた。
ところで、肝心のあほうどりだが、船底のツブ貝やフジツボは綺麗に落とされ、
塗装されていたようだ。
ベイサイドマリーナに受け取りに行った時は、すでに水置きされていて、
私は確認することができなかった。
潜って確認するか?と小柴さんに聞かれたが、笑ってごまかした。
ヨットに関して素人なので、どこまで本当なのか、本気なのかわからないことがしばしばある。
先日の蒲郡での全日本ブラインドセーリング選手権でも、レース艇がくじ引きで決まったら、
走って艇までいき、海に潜ってタワシで船底を綺麗にするのは常識で、
そのための水着と水中ゴーグルは当然持ってきたか、とチームメイトの村瀬さんに道中聞かれ、
大変焦った。
慌てて豊橋駅周辺のスポーツ用品店をネットで検索したがいい店が見つけられずにいると、
下着で構わないという。
結局、申し訳なく村瀬さんには謝罪して、村瀬さんお一人での船底磨きをお願いしたのだが、
実際には誰も潜ったりはしなかった。
この話は、未だに本当のことなのかわからない。
何人か会員のかたに尋ねたが、「ああ、そうですねぇ。」というような、曖昧な返答しか得られず、
全日本では過去、そういうことがおこなわれたことはなかった、ということだけがわかった。
そのため、小柴さんの「潜って確認してみるか?」という言葉に、
「え!?」と思い、笑ってごまかした。
ところであほうどりは、船底塗装のほか、窓から雨漏りがしていたらしく、
出港前にベイサイドマリーナのかたが最後の修繕をしてくれていた。
さて、これで2年に1度のメンテナンスは終わりました。
あほうどりはまた、まあまあ元気に今後も走れるのだと思います。
報告書作成: 殿垣内大介