2019年1月 東京支部 活動報告
JBSA東京 活動報告
【活動日】2019年1月20日 日曜日
【参加者】7名
(サイテッド) 小柴さん、堀江さん、三場さん、Sさん、Uさん
(ブラインド) 多田さん、殿垣内
今年最初のセーリングとなった今回は、さほど寒くはない、天気の良い一日だった。
陸での風は1メートルほどで、セーリングは期待できなかったが、
結局、3メートル程度の風でセーリングすることができた。
この日は、夢の島マリーナの安全祈願祭だったため、11時半過ぎまで祈願祭に参列したり、
つきたての餅を食べたりした。
11時50分出航。祈願祭が始まる10時半までに出航準備はしておいたので、
すぐに出ることができた。
今回特筆すべきは、マリーナの餅ではなく、堀江さんのご参加だろう。
あほうどり船上で開かれた、堀江ヨットスクールは、とても貴重な時間だった。
生徒は多田さんと中学生Uさんで、初心者である彼らや、もちろん私にとっても幸運な経験だ。
はじめは風がなく、若洲沖まで機走し、セーリングはむりだから、
エンジンも切って漂うかという話になりかけたが、
三場さんが、陸の風車が勢いよく回っていることに気づかれる。
なぜこんなにも風がないのに、あの風車は回っているのかということで、
電気で動かしているのだろうとか、人が手で回しているのだとか話していたら、
少し風がやってきた。
13時過ぎにメインをあげ、次いでジブも出す。
小柴さんからティラーを変わった多田さんは、クローズホールドの走りかたを堀江さんから教わる。
まっすぐ走る練習のほか、タックやジャイブも体験。
ポートタックの時は左側、スターボードタックの時は右側に座り、
ティラーを持ち変える時には、後ろ手で持ちかえ、前を向いたまま移動することも体験。
Uさんは、ジブセールのテルテールの見かたを教わる。
クローズホールドの時は、左右のテルテールが綺麗に流れるようにすることを教わり、
ティラーエクステンションを使ってライフライン近くに座り、テルテールを見ながら操船。
メインセールに関しては、トップバテンがブームと平行になるように調整することなど、
さまざまなことを教えていただく。
今回私は、スタンのバーに腰掛けながら、
もっぱら風がどこから吹いているか分かるための練習をしていた。
ティラーを取っていない時のUさんに、「どこから風がふいているでしょう。」と聞かれたら、
顔を左右にふり、あっちとかこっちとか答える。
するとUさんが風見を見て、正解を教えてくれるというものだが、
そもそも風がどこから吹いているかもわからないのに、
5月に開催される全日本視覚障害者セーリング選手権に出ようというのだからおこがましい。
14時50分ごろポンツーンに戻る。左舷のバウロープとスプリングのクリートをUさんに、
右舷のバウロープのクリートを多田さんに教える。
自分でクリートした船が流れていないか、毎回心配している私が、
こんなことをするなんて危険極まりない。
案の定、船を降りて帰りかけていた堀江さんに、直していただくことになった。
しかし、これで次回まで安心だ。
報告書作成:殿垣内大介