2018年10月 東京支部 活動報告
JBSA東京 活動報告
【活動日】2018年10月6日 土曜日
【参加者】4名
(サイテッド) 橋本さん、小柴さん
(ブラインド) 長谷川さん、殿垣内
今回は、かつてないほどの暴風だった台風24号の影響を、
あほうどりが受けていないか心配しつつの新木場駅集合となった。
事前の連絡メールでは、「サルベージ」という単語がでるほど懸念されたが、
幸いにもキャビン内が多少汚れたという程度で済んだ。
夢の島マリーナでは、ポンツーン施設やレストランの窓ガラスに被害があったようだ。
海上は肌寒いのではないかと思われる気温だったが、実際にはまだ夏。
それでもセーリング中は風が心地よく、最高のコンディションだった。
10時10分出港。荒川河口橋をくぐってから、早めに10時40分ごろメインセールをあげ帆機走する。
10時55分ごろ、ジブセールもはりエンジン停止。静けさがやってくる。
次第に南風があがってきて、風速5から6メートルの中、あほうどりはヒールしながら快走。
やや南下気味にアビームで東へ進む。
素人的には、もっと風上へのぼれるのではないかとか、
もっとヒールしたはうがセーリング感があるのではないかとか、
メインセールをもっと引き込んだほうがいいのではないかとか思う。
しかし、少し落とすぐらいがいいらしい。
橋本さんが、実際に艇の向きを変えながら教えてくださった。
途中、長谷川さんがティラーをにぎる。結構ティラーが重いようで、小柴さんがメインを出して調整し、まっすぐ走る練習。
当て舵のタイミングを小柴さんが丁寧に解説。
しばらくして私と交代。確かに重い。時折ぐっとかかる力に、腕の力だけではたりず、体を使ってひく。
目標物やコンパスが見えれば、もう少し安定させられそうだが、そもそもブラインドセーリングを楽しむ活動なのだからしかたない。
数年前にディンギーを少し習っていた頃は、逗子の海岸沿いの建物が見えたので楽だったが、
ディンギーとクルーザーでは規模が違うので、視力は言い訳かもしれない。
実際、これまで同乗させていただいたJBSAの皆さんの走りは安定しているだけでなく、風も波も捉えて快走していたので、私もそれを目指したい。
帰路、ジャイブしてランニングで北上する際、ゆっくり回るよう指示され、少しずつ艇を回す。
我ながらいい感じと思っていたのだが、風位を超えたところでティラーを引き過ぎてしまい、ワイルドジャイブさせてしまった。
小柴さんを危険な目にあわせてしまい、大変申し訳なく思う。
ランニングは、艇の速度と風速が近いため、風を感じにくく難しい。真後ろから受けたほうが良いのかと思い操船していたが、
ジブセールがばたつく。少し右後ろから風を感じるように走るよう指示され、その通りにすると落ち着いた。
こういうときに、知識と経験のあるかたがたのすごさを感じる。
マーク回航の練習をしているヨットがいたため、ティラーを橋本さんにお返しして、私の練習は終わり。今回も色々学ばせていただいた。
メイン、ジブをおろし、15時10分ごろポンツーンに戻る。機走中、これまでにも何度も尋ねた、フェンダーの結びかたを再度きく。
基本はクラブヒッチでいいそうだが、ロープをロープで踏むだけで大丈夫なのか不安で、一度もやったことはなかった。
実は、今まで報告書に書かなかったかもしれないことがある。それは、あほうどりも、今ハワイにいる協力艇バッカスも、
乗せていただいたときは、ある時期からほとんど私が、バウラインとバウスプリングをクリートしているということだ。
毎回、船が流れてしまったらどうしようかと気が気ではなかった。流れてしまった時に、誰が係留したかすぐにばれないようにしてきた。
しかし、今のところ問題ないようなので、少し安心できるようになったが、今度は先ほどのフェンダーが気になってしかたない。
10回ぐらい、かた結びをしてきたほうがよかったかもしれない。
次回も楽しみだ。
報告書作成 : 殿垣内大介