2018年6月 東京支部 活動報告(Bacchus937-Ⅴハワイ航海見送り)

JBSA東京 活動報告

活動日 : 2018年6月17日 日曜日
参加者 : 10名

(サイテッド) 橋本さん、小柴さん、村上さん、Sさん、Uさん
(ブラインド) 内村さん、長谷川さん、村井さん、増尾さん、殿垣内

今回は、ハワイ・タヒチへ向けて出航する、協力艇バッカスを見送る。

挑戦するのは、谷下田さん、児玉さん、安西さん、伊藤さん、菊池さんの5名。

このメーリングリストを読まれているかたは、

バッカスに乗船するメンバーとのお付き合いが長いかたも多いことと思う。

私などは新参者だが、この短期間に随分楽しい時間を過ごさせていただいた。

カギカッコ付きで「個性的」な彼らの好奇心や冒険心が、

太平洋という広い世界を目指すのは、至極当然のことだろう。

出航するまで、ポンツーンではご家族や友人知人が別れを惜しむ。

その後、バッカスを途中まで見送るため、

あほうどりには冒頭の10名が乗船し、他にも数隻のヨット、パワーボートに分乗する。

10時出航。

どんよりと曇った空が広がる。気温は20度。風はほぼない。

10時45分頃、バッカスがメインセールをあげたのを確認し、あほうどりもメインアップし帆機走。

見送りのヨットやパワーボートが入れ替わりにバッカスと並走し、声を掛け合った。

各船が引き返していく中、あほうどりは11時半頃まで並走し、羽田空港沖まで送る。

あほうどりからは、バッカスに何度も声をかけて思い出話をするかたも。

しかし、皆がどんなに大きな声で掛け合っても、灰色に曇った空と海に阻まれ、

その声や想いは半分も届いていないように感じた。

「弔辞じゃねぇんだ!」という突っ込みに、一同が笑う。

確かに、別れを惜しむより、明るく送り出した方が良いなと思った。

11時半頃、バッカスに別れを告げ、あほうどりは180度反転し帰路につく。

風はあまりないがセーリングしようということで、ジブもあげ、エンジンを切る。

風も波もほとんどない東京湾を、いつもより静かなあほうどりはゆっくり進んだ。

いつの間にか晴れ、気温も上がっていた。

ポンツーン到着は15時頃。

ところで、私はよく状況を把握できていないのだが、

あほうどりのエンジンルームに水が溜まり、キャビン内に漏れていたようだ。

帰港後、皆で左舷側に乗って船体を傾け、小柴さんがかき出してくれた。
修理が必要らしいが、次回乗るときには沈んでいるかもしれないという冗談も。

あほうどりが浮いていてくれることと、バッカスの航海の安全を祈る。
報告書作成:殿垣内大介