定期練習2006年9月2日
文 鈴木克己(JBSA東京)
日時 2006年9月2日 集合夢の島10時
天候 快晴、気温28度
東よりの風、風速1?2メートル毎秒、波高0.5メートル
使用艇 あほうどり
参加者(敬称略)
サイテット(3名)竹内、橋本、池辺、
ブラインド(4名)安達、宮城、川井、鈴木
天気は上々、セールカバーをはずし、波穏やかな東京湾へ向けて10時45分もやいを解く。
二百十日も過ぎ台風一過を思わせるようなすがすがしさを感じながらエンジン音も軽快に進む。
竹内さん 総監督、橋本さんスキッパー、サポートクルー池辺さん、ブラインド4名はヘルムス、メイン、ジブ、見学休憩と順次交代して訓練を開始。
初めてジブを受け持つ川井さんは、竹内さんの指導でバウまで行き、ジブセール、ジブシートを伝ってウインチ、クリートまで手で触れながら説明を受け、練習に入る。
1?2メートル毎秒の微風。風を気にしていると艇は波によって向きを変え、風を見失ってしまう。
ブローに入ると「スピード、スピード!」と、総監督の竹内さんから気合が入る。
突然「タッキング!」の声。
「タッキング、準備確認」
左舷、クリートからジブシートをハズシ、手で抑えて「準備よし」
右舷、ジブシートをウインチにセットして「右舷よし」
「タック、開始」舵を左舷へ押すと、艇はゆっくりと右方向へ回り始めた。セールがシバーし始める。
「風位!」を確認し体を風上へ移動させる。
左舷のジブシートをウインチから素早く解放し、右舷のジブシートを手早く引き込みクリートへ止める。
トラベラーを反対舷へ移動させ、メインシートの出方を調節する。
舵を戻し、艇の向きを素早く最良の上り角度に固定させる。
「ウーン!」艇は止まってしまった。「舵を戻すのが遅かった、これは私の失敗ー!」
「前回も練習したのにー。未熟児ー!」まだ2年なのだからと気を取り戻して再挑戦。
このような調子で微風の向きを読む訓練とタッキングを交代で繰り返し14時40分バースへ戻る。
ブラインドクルーも一緒になって整理整頓・用具の格納を行い、15時10分あほうどりを後にする。今日も楽しいセーリングができました。
手早くシャワーで汗を流し、身も心も爽快になって16時20分、マリーナ2階レストランへ集まる。
27日のTYC保田レースで準優勝の祝勝会を開く。
急な呼びかけだったので先約のあった竹内さん、橋本さんには参加していただけず残念だった。
それでも8人集まり、おおいに盛り上がった。
参加者(敬称略)竹脇、安達、池辺、堀江、田口、宮城、中島、鈴木「次回はワールドの祝勝会を!」との合言葉で18時10分お開きにする。
サイテットの竹内さん、橋本さん、池辺さん、朝から未熟児のご指導ありがとうございました。また一つ勉強しました。お礼申しあげます。
ブラインドの皆さん一日気持ちのよい汗を流しましたね。微風でしたがそれでもヨットは前へ進みました。最高のトレーニングでした。
いよいよワールドも秒読みですね。選手の皆さん体調を整え、美しいレースをしてきてください。
日本からもサポーターとして声援を贈りつづけます。