「あほうどり」メンテナンス
文 安達文洋
日時 2005年5月21日
メンバー(敬称略)7名
サイテッド 竹内・堀江・橋本・坂本
ブラインド 伊藤・田口・安達
天候 快晴、南西の風1?2メートル、最高気温23度
回航ルート 夢の島マリーナ→風の塔→中ノ瀬航路→ベイサイドマリーナ(約20マイル)
「あほうどり」が昨年5月に夢の島に寄贈され一年、今回はメンテナンスのために、横浜ベイサイドマリーナへ回航となった。
午前9時半、夢の島マリーナを竹脇さんとアイメイトに見送られ出港約30分ほどで東京湾に出て、メインシート、ジブを上げるも全くの無風に近い状態、よって機帆走ブラインドに対して、本日の回航ルートについで、チャートを指で確認しながら説明。少し経ってから、いつのまにかビールが配られ、乾杯、先程までの緊張感がのど越しに消えていく、そしてブラインド一番のエンターテイナー田口さんの奥様が朝から作られた函館の紫イカの甘辛煮とトンビを頂きながら、一年前の広島からの回航話に花が咲く。
艇は、夢の島から210度の方向、5マイルにある一番目のランドマークで、ヨットの形をした「風の塔」を目指すが、風が弱く、二時間もかかった。
それから、260度方向にある2番目のランドマーク「中ノ瀬航路」を目指す。左に入港の本船、右に陸地を見ながらの位置取り。やっと風が吹き上げ始め、エンジンを切り、約5マイルほど帆走。
ティラーに快いヘルムスが伝わってくる。
時計を見ると既に12時半を過ぎており、昼食。
艇を更に進ませると、ベイブリッジ、ランドマークが見え、潮のにおいが感じられる。
ブラインドにも余裕が出てきて、話は全日本に向けて弾む、いつのまにかヨット講習の教官並みのアドバイス、「ヘルムスは背筋を伸ばし、もっと前方を見る」、「タックのあとのティラーの戻しが遅い、もう一度やり直し」なんて熱が入る。
しかし、艇はもうベイサイドの入り口まで来ており、セールとジブを降ろし、機走。
午後3時、無事、ベイサイドマリーナに到着。所要時間5時間半その旨を夢の島の竹脇さんに報告。
「あほうどり」、一年間ご苦労様でした、リフレッシュして6月4日の定期練習でまた会いましょう。