2005年3月6日のんびりレース
文 桂田秀利
日時 2005年3月6日
参加者及び担当
スキッパー/秋山、バウマン/石田、ジブ&スピンシート/マイランケ・ラルフ、メインシート/桂田、バランス/広瀬
コース 予定は剣崎沖まわり南西沖コースであったが、当日城ヶ島南西沖ブイ回りコースに変更。
気象&海象 低気圧の通過で、午後から風もあがり雪も降る予報、寒さとの戦いになる。
上記のような状態からのスタートとなりました
小網代沖赤白ブイ付近でN10メートル毎秒、海面はウサギが飛び始める状況の中、スタート準備中ジブシートの結びがはずれ、暴れてしまい結びなおし(反省)、各艇ワンポイントリーフの中、ご存知のようにリーフの出来ないJ24としては、約10センチメートルメインを下げカニンガムを目いっぱい引き少しリーフの気分を味わいつつ、南西沖に向けてランニングスタート。
南西沖ブイはラムラインで230°我艇ルミナスはポートで風上側の水面を開け勢いよく飛び出しました。
シャークJとルミナスのみポートで走る中スピンを上げ、すばらしいスピードで走りました。
しかし、20分ほど走る中、風はいっそう上がり、ブローチングが繰り返され、艇のコントロールが難しくなったため、スピンをおろす判断をしました。一度回収に失敗、その後スピンを海面に流して回収にあたりましたが、スピンを回収し終わったその瞬間にアクシデントが発生しました。艇首が風下側に回ったためのワイルドジャイブです。この不用意な一瞬で、勢いよく戻ってきたブームによって乗員3名(ラルフ、石田、桂田)が頭部に裂傷を負いました。
即刻、全員の安全を考慮しレースを続けることを断念。リタイヤする旨を本部艇に告げ、機帆走にてシーボニアに帰港しました。
後で他艇よりの情報のよりますと、南西沖ブイ周辺は30kt(16?17メートル毎秒)超えの風が吹いたとのことです。
今回は幸いなことに一人の落水者もありませんでしたが、春は風が突然強くなる時期です。皆さんも楽しくすばらしいセーリングが出来るよう、安全には十分気をつけてください。