2004年1月11日
文 村井優夫
編集 秋山淳
日時 2004年1月11日(日)
天候 曇のち晴れ
風向 北東
風速 8?9メートル毎秒→3?4メートル毎秒
参加者(敬称略)
サイテッド 秋山 橋本 竹脇献 ラルフ ダンカン(英)
ブラインド 村井
参加艇
Oクラス 12艇
Nクラス 13艇
コース 南西沖ブイ往復 11マイル
スタート Oクラス、Nクラス共に10時10分一斉スタート。
この日の天候は、曇り後晴れで真冬らしい寒い一日でした。天気予報では、沖では風が15メートル毎秒とされており、これはどうなるかな、という日でした。
今回は、竹脇献さんがイギリスより帰国していたこともあり、献さんの友人で、イギリスはスコットランド出身のダンカンさんがゲストで参加されました。という訳で私たちは、ラルフさんもおり、日・独・英の国際ティームでのレース参加となりました。
レースは、10時10分一斉スタート。私たちはスタート時、前を他の艇に遮られてしまい出遅れ。そして直ぐにスピンランとなりましたが、ここでもスピンを上げるのにとまどい、遅れをとってしまいました。風は8メートル毎秒くらいの強風で、加えてこの日の海面はうねりが断続的にあり、ルミナスにはちょっときついレースになってしまいました。
ほとんどの船が右海面を取り、沖出ししていったのに対して、私たちは左海面のやや岸よりのコースを進みました。
ルミナスは対等に戦えるダウンウインドレグで、遅れを取り戻そうと必死にスピントリム(ダンカンさんも真剣にスピンシートを操ってくれました)をしましたが、なかなか差が縮まりません。そしてそのビハインドは、やはり南西沖ブイを回ってからのクローズで、さらに大きくすることになってしまいました。
さらに、この日はJBSAのブラインド・ナンバーワンヘルムスの○○ちゃんがスキーに行ってしまっていなかったために、ブイを回ってからのクローズでは私がティラーを握りました。風が落ちかけ、うねりが入る中でのヘルムは、私には難しくさらに足を引っ張ってしまいました。
それでも、復路の4分の1ぐらいにきたところで風がさらに落ち、献さんの「セールチェンジしよう!」の声を機に、私たちはいち早くジブからジェノアにセールを取り替え、巻き返しを試みました。
そして、なんとか先行していた船にやや追いついたとはいうものの、形勢が変わることはありませんでした。
最終成績は、修正の結果Nクラス12/13位に終わりました。
今年の「のんびりレース」の初戦だったので、気合いを入れて臨んだのですが、残念ながらブービーとなってしまいました。
JBSAメンバーの今泉さん、篠崎さん、川嶋さんたちが乗り組む「ヴァルキリー」(YOKOYAMA-28)は、私たちより18分も早くフィニッシュしていました。(速い!) 結果はNクラス7/13位でした。(多少のご不満もあるかとは思いますが、拍手!)
それでも私たちは、献さんのイギリスでの生活の様子を聞いたり、ダンカンさんと談笑したりしながら、終始レースを楽しむことが出来ました。
ダンカンさんは、スコットランドでハーブ園を経営しており、そして彼自身スコットランドの海でセーリングをしているそうです。
また、イギリスブラインドセーリングORG.のジョン・ローンさんとはスコットランドの同じヨットクラブだそうで、彼とも友人関係にあるとのことです。
そんなダンカンさんを、秋山さんがパーティーで紹介しましたが、会場のセーラーの皆さんから暖かい拍手が上がりました。
献さんによると、イギリスでは17世紀に原因不明の沈没をしたクイーン・メリー号が海底から引き上げられ、現在その修復がされているそうです。 17世紀の船といえば当然木造の帆船、修復されたら是非どんな船だったのか見に行ってみたいですよね。
最近、そのクイーン・メリー号の後継のクイーン・メリー2世が就航したというニュースが流れてましたが、そんな豪華客船で記念の旅をしてみたいものです。
今日は、この辺で失礼させてもらいますが、1月31日の総会と新年会で、皆様との再会を楽しみにしています。
では又、本年もよろしくお願いいたします。