相模湾新春親善レース2004
文 村井優夫
編集 秋山淳
日時 2004年1月2日
天候 晴れ
風向 北東→北西→南西
風速 スタート時1?1.5メートル毎秒、後に上がって4?5メートル毎秒
参加者(敬称略)
サイテッド 秋山 石田 橋本 ラルフ
ブラインド 川添 村井
レース参加艇
ORC・IMSクラス 11艇
オープンクラス 16艇 全27艇
コース 佐島沖マーク往復
この相模湾新春親善レースは、過去3年連続で強風のため中止になっていましたが、今年の相模湾は、午後になって風がかなり上がったものの、レース中大変穏やかな風が吹き、天候も晴れ、最高気温が15度に達するほどのセーリング日和になりました。
そのような新春の晴れ晴れしい海上に、全27艇の参加艇が集まり、先ず ORC・IMSクラスが10時30分にスタートし、私たちのオープンクラスは10 時40分にスタートとなりました。
スタートしてしばらく、風は限りなく無風に近い状態。他の船が超微風の中でもたついている間に、私たちは全員が風下側に座り、ルミナスをヒールさせてヒタヒタと走らせました。さらにルミナスは、クォーターからアビーム、アビームからリーチングへと微妙に風が振れ回る中、常にフレッシュエアーをとらえられるポジションをキープして、30フィートクラスの大型艇をじわりじわりと次々に抜いて行きました。気がつくといつの間にか、見渡す限りではクラストップに立っていました。
風がちょうど軽量のJ24向きの風だったせいか、忍び足で進むうちに先頭にいたという感じです。そして私たちは、一時、10分に前にスタートしたORC・IMSクラスに追いつき、昨年ののんびりレースシリーズチャンピオンのシャークJをも捕らえようか、というところまできていました。
そして、マークを回航してクローズ。復路に入ると次第に風が上がってきて4?5メートル毎秒くらいになりました。それでも往路で相当のアドバンテージを稼いでいたので、オープンクラスの他の艇に先行していました。しかしこの日のルミナスは、上りのスピードがいまひとつ。それよりなにより風が上がってくると大型艇が断然有利。ゴール前でだいぶ後続に追いつかれてしまい、沖出しして走っていた船が数艇先んじてゴールイン。結局ルミナスは修正の結果、クラス5/16位でした。
http://www.jsaf.or.jp/miura/
この日J24は4艇出場していましたが、沖コースをとった1艇が3位入賞。ルミナスはそれに続いて2番目の成績でした。
私たちはハーバーに上がってきてから、今年の初レースをまずまずの成績で飾ることが出来、今年はさい先が良いねと話しながら、ロゼ・シャンパンを開けました。そして、後からフィニッシュして上がってきた船を眺めながら、気分良く乾杯して喜び合っていました。