東京レポート 1月20日

文 鈴木克己(JBSA東京)

日時 2008年1月20日 集合夢の島8時30分
天候 曇り、気温2度
風 北北東、1.5
使用艇 あほうどり
参加者(敬称略)
 サイテット(3名)竹内、坂本、佐藤、
 ブラインド(4名)安達、宮城、村井、鈴木、

今年の初セーリングに期待して笑顔の7人が勢ぞろい。
手早く支度を整えて乗船。屋上の吹流しはなびく様子はない。

9時5分前、エンジンを響かせ出港。水路にいたカルガモが慌てて飛び立つ。「こんな風も無い寒い日に物好きな奴らだと言っているぜ」といいながら初笑いの船出だった。
水門を出てエンジンを全開。スピードが上がると風の冷たさがオイルスキンを通して伝わってくるのを感じる。「この冬一番の寒さだ」と口々を突いてでる。
川口をでたあたりでセールを揚げ、ディズニー沖に向けて帆走を開始。

「いつもは行き交う船が多いのだが今日は全くいないからここらで練習しよう。誰がヘルムスを」、宮城さんが最初のヘルムスマン、鈴木がメントリを受け持って練習を開始。
風は1もない。その風を探してアビームで東進。
「全員風下側、できるだけ後部によって艇をヒールさせるように」との指示に従う。軽風時にはこうすれば少しでも早く進むとのことだった。なるほど艇は静かに進みだす。こうなるとヘルムスにはコンパス角2度・3度、メインシートにも5センチ・10センチの単位で指示が出される。風の力を無駄なく生かす技術が勝負だと言う。
こうしてヘルムス、メインシート、ジブシートを順番に交代しながら練習が行われた。

出港して2時間半、体も冷えきったころ、坂本さんが熱々のラーメンを作ってくれた。「ウマーィ」と感激とも言える歓声を上げて食べる。「ご馳走様ーぁ」の声は緊張の解けて輝いていた。
元気の出たところで艇を回航させてマリーナに戻る。12時30分充実した気分でポンツーンにもやいをとった。
竹内さん、坂本さん、佐藤さん、この冬一番の寒い中での指導ありがとうございました。今年もお世話になります。軽風時のセーリングまた一つ勉強になりました。
皆さん本当に寒かったですね。1月、2月はシーズンオフだと身をもって理解できました。
それでも元気を出して来月もまた海でお会いしましょう。風邪など引かぬよう用心してください。

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