あほうどり回航報告 復路

文 鈴木克己(JBSA東京)

日時  2007年5月13日 集合 横浜ベイサイド8時
天候  曇り、気温22度
風  南西の風6.0?8.0?
使用艇 あほうどり
参加者(敬称略)
 サイテット(4名)坂本、二瓶、児玉、橋本
 ブラインド(2名)田口、鈴木

6時15分に田口さんを、児玉さんを25分にピックアップして横浜ベイサイトに7時少し過ぎに到着。
空にはどんよりと雲がたれ込めている。夕べの名残か冷えた風が海から吹いている。マリーナには人っ子一人いない。あほうどりは既に下ろされ目の前の桟橋に靄っている。到着が少々はやすぎたようだ。
「冷えているネ」と言いながらベンチで支度を整え、みぎり飯をほおばる。

7時半過ぎに坂本さん、橋本さん、二瓶さんの電車組が到着。早速ゲートを開け、出港の準備・点検を行う。
船底の塗装をはじめ、艤装品、配管関係、エンジン関係の点検修理をしてもらった貝道さんの到着を待って、お礼を述べ、エンジン音も軽く8時15分桟橋を離れた。
防波堤を越えると急に風は強まり、波も大きくなるのを感じ緊張する。
セールをワンポンで揚げ、進路を6?70度で帆走。
「気を引き締めて夢の島まで安全に回航しよう」と言って乾杯。
風は南南西の8の「追って」、波高は1。
ときおり1.5を超す波にあほうどりは船尾をふわりと押し上げられ、舵をとられ方向を変えてしまう。
暫く体が波と艇の動きに慣れるのを待って舵を握らせてもらう。

「こりゃ、いつもとちょっと違うぞ?」片手で舵が引けない、両手で舵を握り直して、足をふんばって強く引く。「引きすぎ!、押しすぎ!」と指導の声の連発。その都度あほうどりは千鳥足になっている様子。「あほうどりは良い子だからまっ直ぐ進んでぇー、頼むからぁー」。
1時間もつづけていたら足腰に痛みがでてきたので交代する。

風の塔を過ぎたところでスピンを揚げる。船足が少し速まったように感じる。GPSでも見ているのだろうか6.5、6.7と言う声が聞こえてくる。
いつものディズニー沖でもあろうか頭上には飛行機の爆音が聞こえる。
前方を見ていたサイテッドから「ヨットが2艇でているネ。一つは青いセールを揚げている」との声。

「近づいてみようか」好奇心か競争心か方向を変え追いつくのは素早かった。
「タイショウ」と「スパークリングクラウド」の2艇だった。
児玉さんが携帯をかける。切ってから「先週につづく今週だから俺は東京湾にいないはずだったそうだ」と苦笑いする。全員が爆笑。
13時50分、無事ホームポートに全員帰着した。
その後コックピットで1時間ほど反省会を行い、15時20分散会した。

坂本さんあほうどりの点検整備、船底塗装のための準備から回航までの全工程お疲れさまでした。
二瓶さん、児玉さん、橋本さん強風下の回航ありがとうございました。点検整備をしてくださった貝道さんお世話になりました。これで来週は万全の体勢でTYCレースに望めますね。
田口さん途中で幾分体調を崩されたようですが、予定以上に短時間で回航できて良かったですね。これからも元気をだしてセーリングを楽しみましょう。
これで、東京から5月13日(日曜日)のあほうどり横浜から夢の島への回航報告を終わります。以上、鈴木でした。

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