2012年5月 JBSA東京 定期練習のレポート
東京支部から、5月20日の活動報告を申し上げます。
参加者:(敬称略)
橋本、谷下田、三場、小柴、村井、湯川
使用艇:あほうどり
天候 :晴れ、時々薄曇り。
風:西→西南西→南西 2m~8m~4m/s
時間 :10時8分-15時40分
チーム「アルバトロス」の乗組員3名の参加を得て、最終仕上げの練習という考えもあったが、出艇時から暫くは、ほぼ無風という状態に加え、このところ熾烈な訓練に明け暮れている人達の為には、まず今週末に向けて最高の体調を維持すべきこと、本日が1941年以来、東京湾開港69周年の記念日に当たること、二日後にスカイ・ツリーのオープンを控えていることなどの諸要素を勘案して、ひとまず浩然の気を養うべしとの判断から、ゆったりしたセーリングをめざし、10時8分に出艇。
10時38分にセール・アップ。
11時半、アルバトロスのヘルムス担当の村井が操舵に当たり、スターボード・タックで、初夏の海面を滑らかに気持ちよく滑らせる。
いつの間にか次第に風が上がってきた感じで、正午過ぎに、久しぶりに持参したターボ・メータで計ると、アパレント・ウィンドながら、南西の風6~7メートルとなってきた。
1時間半程帆走するうちに風は更に上がり、最高8~9メートル程で兎も跳び始めたところで橋本がヘルムスとなり、タッキングして、9時方向に風の塔を見ながら、羽田空港の新しいD滑走路に近づくと、すぐそばで旅客機が頻繁に発着する爆音。
風は再び落ちてきたが、気が付くと黄色の警戒線とともに、警備艇が近くで警戒に当たっており、政府専用機の日の丸が、午後の陽光の中、静かに佇んでいる。
今まであまり辿ったことのない航路を走り、珍しい景色を楽しみながらジャイブして帰路に着き、中央防波堤の外側の埋立地の
沖を過ぎると、急にゲート・ブリッジが姿を見せ、なんと東京タワーとスカイ・ツリー、ゲート・ブリッジの3者が並んで聳える珍しい
景観に出会い、一同大喜び。
ブロード・リーチからデド・ラン近くで帆走し、14時50分にセイル・ダウンし機走で帰路につき、15時40分着艇。
あほうどりに一礼して、実り多いセイリングの一日を終了した。