2012年3月 JBSA東京 定期練習のレポート

東京支部から3月18日の活動報告を申し上げます。

参加者(敬称略)
サイテド :橋本、三場、谷下田、小柴
ブラインド:安達、湯川

天候 曇り時々霧雨 風:北東、一時、東~東南東 2米~3米

前日の雨天をもたらした低気圧は去ったものの、沖縄から東北沖に至る長大な前線のお蔭で、時々霧雨の降る曇天で風も弱かったが、神奈川支部の三場さんの参加を得て、一同気合を入れて10時20分出艇。
風を求め機走で、いつもよりかなり沖合まで南下してからセイルアップ。海面は鏡に近い静けさ。

ヴェネチア共和国伝来の黄金の瓶のシャンパンを海神と風神に捧げてから、足の骨折後、六十の坂を二十も越してしまった
湯川の復帰を祝い静かなセイリングに入った。

微風セイリングの訓練には妥当な日ではあったのだろうが、風の弱さと停滞前線による全天を覆う煙霧のようなミストにやや気合を奪われ、やがて活発なセイリング論議から、新進気鋭の学者S.F.氏が展開する働き蟻集団の中の20%の特殊蟻グループ論、更には集団の中の一件ヘテロドックス的存在ながら、強力なポテンシャルを保有する人材論の等々…議論百出。
弱い風の中で、論議は一見、セイリングにどのように適用可能か直接には判断し難いものの、いずれかで繋がり得ると一同暗黙の合意に達した時は、風は北東から一時東南東に変じ、進路330度でかなり南下していた。

昼食後、北上して帰途に就くが、霧雨のなか風位は北東に戻るも、ガスは益々濃くなり、いつも馴染みのディズニーシー、スカイツリーやゲートブリッジ等はもとより、360度の景色が全く望めない正に計器航行の如き世界を経て、14時30分着艇。
全員、次回の訓練での健闘を誓って解散いたしました。