活動報告 JBSA東京 2024年12月15日 定期活動 大掃除と納会

活動報告 JBSA東京 2024年12月15日 定期活動 大掃除&納会

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◆ 基本情報

【活動日】2024年12月15日
【活動名】あほうどり大掃除&納会
【事業種別】安全対策事業
【活動種別】定期活動
【担当支部】東京支部
【使用艇】あほうどり
【参加者数】合計:11名(会員:10名,体験:0名,その他:1名)
 ・ブラインド 児玉,三場,玉木,副田,松田,助っ人木村さん
 ・サイテッド 伊藤,小倉,長谷川,佐藤,殿垣内
【天気】晴れ
【気温】10度
【風速】2ノット
【活動時間】9時40分から11時50分(2時間10分)

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◆ 連絡事項

・今回は活動のようすに記載

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◆ 活動のようす

1. 東京白金ロータリークラブさまからのライジャケ

ついに、東京白金ロータリークラブさまからの、ウレタンベストタイプライジャケ9点、自動膨張タイプ13点を受け取らせていただきました。合計30万円分のご寄贈です。

JBSAへのご寄贈ですので、この後、協会全体でどのように活用させていただくか相談いたします。

まずは、東京夢の島マリーナにある野外ステージの上で、ライジャケを持って記念撮影。本メールに2枚写真を添付させていただいています。

これらのライジャケは、マリン用品にお詳しい村瀬さんが商品選びをしてくださりました。
東京白金ロータリークラブさまと、JBSAのロゴがプリントされています。

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2. おおそうじについて

今回の大掃除では、使用すれば食中毒となりそうな食器やペットボトルなどを破棄して、半分ほどにしました。

非常用の水として、毎回4リットルの巨大な焼酎大五郎のペットボトル2本に水を組んでいましたが、中にはカビが生えていて、これを飲めば非常用というより非常事態になることが必至ということで、防災用ポリタンクを買おうということで1本は破棄しました。伊藤さんはペニシリンの効果が得られるかもしれないとおっしゃっていましたが、せっかくのジョークはあっさり却下となりました。

事前に役割ごとによるグループ分けをおこなっていたので、時間をみながらみなさんせっせと順調に作業をしてくださり、最後は駆け足となりましたが、それなりに綺麗にして、整理整頓をすることができました。

ありがとうございます。

玉木さんが、なんと、絶対修理不可能と思われたバウハッチの突っ張り棒を、ポート側のみ応急処置をしてくれました。ハッチを90度までなら突っ張り棒をねじねじして、固定することができますが、それ以上ひらくと、やはりデッキにハッチの窓がバタンと叩きつけられて倒れてしまいますので、注意が必要です。換気はできるようになりました。

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3. 児玉さんのヒラメと納会

児玉さんが、またヒラメを釣ってきてくれました。
納会の会場であるひもの屋(ひものや)さんに電話をして、これを刺身にして持って行ってもよいかと電話で問い合わせたところ、JBSA特典によりなんとOKとのこと。

児玉さんが、掃除中のキャビンからなかなか出てこないなあと思っていたら、あほうどりの包丁が切れず、魚が切れないので、お店で包丁を借りるという趣旨のご発言。

いくらなんでも、それはだめだろうと思っていたのですが、結果的に、なんと、お店の職人さんが切って盛り付けして、無料でだしてくれました。児玉さんの釣りたてのヒラメは、相変わらず極上の味でした。

お店では、児玉さん、小倉さん、松田さんの素晴らしいスピーチがあったのですが、なぜか佐藤さんが、松田さんのスピーチの直後に、鎌田の餃子についてのスピーチをはじめたため、おやおや、これはどうやって話を終わらせるんだ?と心配に私はなりましたが、恐るべし鎌田のハネツキ餃子、イレギュラーイベントで1回実施しただけなのに、根強い人気で、ぜひまたやろうという話になりました。ヨット以外のイベントも、いつも楽しいJBSAです。

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4. 来年はさらにJBSAでヨットを楽しみましょう

来年も、のんびりデークルージング、セーリング技術を向上させたいかたは練習を、さらにはレースを楽しむなど、みんなでヨットの色々な楽しさを共有できることを願っています。

ご存知のように、ブラインドがこれほど、障壁なくクルーザータイプのヨットで、気兼ねなく楽しくヨットに乗れる場は、JBSAとその関係者のヨットをおいて皆無に等しい状態ですが、この状況は必ず変えられると私は思っています。

私たちは、とにかくヨットを、「JBSAの理念と共に」、楽しむだけです。
すなわち、視覚障がい者と晴眼者が、役割分担をすることで、対等な立場で一緒にヨットに乗る。
役30年にわたり、先輩方がこれを続けてきてくださったからこそ、この素晴らしいJBSAがあります。

「俺は君がブラインドかどうかなんてどうでもいいんだよ。俺は一緒にヨットに乗りたいといいうやつと一緒にヨットに乗りたい。」

竹内誠さんの、この素晴らしい言葉を、きっと、ヨットに乗る多くのかたが、同じように言ってくれる日が必ずくると確信しています。

実際にJBSAでは実現しているのですから、JBSAの理念は夢物語ではありません。
これは「夢」ではなく、実現可能な「目標」なのです。

その日がきたら、JBSAはミッション完了として不要になるかもしれませんが、それまでは、楽しくみんなでこの大切で貴重な場を維持し、発展させ、視覚障がいの有無に関わらず、みんなでヨットを楽しみ続けられるようにぜひ、皆様のお力をお貸しください。

報告書作成:殿垣内大介