活動報告 JBSA東京 2024年11月3日 定期活動 TYCレース第8戦

活動報告 JBSA東京 2024年11月3日 定期活動 TYCレース第8戦

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◆ 基本情報

【活動日】2024年11月3日
【活動名】TYCレース第8戦
【事業種別】レース関連事業
【活動種別】定期活動
【担当支部】東京支部
【使用艇】あほうどり
【参加者数】合計:8名(会員:6名,体験:2名,その他:0名)
 ・ブラインド 田口,小倉,殿垣内
 ・サイテッド 堀江,玉木,副田,賀来さん(体験),島津さん(体験)
【天気】晴れ【気温】17度【風速】14から5ノット
【航行時間】8時45分出港 14時48分帰港(6時間3分)
【航行距離】45.66キロメートル

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◆ 連絡事項

・船体燃料タンク残量3分の2
・ポリタン満タンと3分の2
・スピンポールのトリガーライン(?)の交換
・船検シール

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◆ 活動のようす

初めに、レース担当:小倉さんからの報告

11月3日に開催されましたTYCレース第8戦ノーベンバーレガッタにおいて、スキッパーを務められた堀江さんよりレースの振り返りレポートが届きましたので、以下に転載させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

堀江さんのレポート
レース委員会からのレポートでは、当日のコンディションは以下の通り。・風向:15°~90°・風速:5~16kt
スタート時のコンディションは、北の風(15°位)で10kt位であったと思われます。本部線側から出ようと思ってましたが、フリートがすべてアウターからのスタートねらいであったので、急遽変更してアウター側へ寄せてからのスタートに。40秒前くらいにラインから少し出ていたことは自覚してたので、ライン内に少し登ってからスタート。ポートでのジャストスタートと思ったのですが・・・。残念でした。かなり遅れてセールNoが呼ばれたので、ラインに戻り、多分、リミット4分ぎりぎりの再スタート。


気を取り直して、ポートタックのランニングでスピンホイスト。ここからマーク迄は、約5マイルのスピンランとなりました。予報通り、徐々に東に触れて、ランニングからクォーター、最後はアビームに近いぎりぎりのスピンランでマーク到達。クラス優勝したアナちゃんのすぐ後ろで、ほぼ同時に最初のマーク回航。(この時点では多分クラス2位か1位)


帰りは、リーチングの1本コースでアナちゃんを下側に見ながら快走して、一時はかなり前に出ました。成績表から見ると、この時点(帰りのコース半分くらい)では、多分クラス1位の位置にいたと思われます。
マーク迄残り3マイルくらいから、徐々に風か落ちて、陸が近づくにつれ風が前に回り、最後はクローズとなりました。アホウドリとしては、一番苦手な軽風でのクローズです。アナちゃんが、下側から徐々に先行してそのままフィニッシュ。我々も何とか下ヒールを付けながら、タックを繰り返してフィニッシュラインを横切り、ドキドキしながらホーンを聞いて一安心。


結果的には、1位のアナちゃんとは75秒、2位の尾長鮫とは40秒の差。(4位のメンフィスとは183秒差)スタートの4分遅れが悔やまれますが、スピンを使えば、フリーはクラスで充分戦える走りができると思います。
最終レース、頑張ってください。


次に、殿垣内さんからの報告です。

さて、今回特筆すべきことは二つ。

一つは、あほうどり、クラス3位でまたも入賞です!
さらに、上位のレースクラスA、B、Cとあるうち、なんとCクラスのすべてのヨットよりもペナルティ修正後タイムが速かったという快挙。
しかも、参考値ではありますが、Bクラスの2艇よりも速かったという、素晴らしい結果でした。

スタートはトップ。トップすぎてリコール対象となり、しばらく走ってから戻って再スタートしたにも過ぎずこの成績。

もちろん、船の舵を取るヘルムスパーソン小倉さんと、大きな主帆(メインセール)をトリムする田口さんは、B1クラスのブラインド(全盲か同等)。

目が見えるサイテッドと、ブラインドが共に対等な立場で、役割分担をして操船する、これぞ真のインクルーシブのブラインドセーリング。JBSAは世界に誇れる素晴らしい団体です。

自慢話は続きます。

二つ目は、ヨットの有名レースチームCharChan(チャーチャン)のメンバーである堀江さんが、体験者という形で、賀来さんと島津さんという、レーサーお二人を連れてきてくださったことです。
しかも、なんと正会員としてご入会いただきました。

お二人とも、レースチームの活動など、色々とお忙しいので、なかなか活動にご参加いただくのは難しいにも関わらず、JBSAにご入会いただけたことに、心より感謝いたしますと同時に、大変光栄に思います。

JBSAには、有名ブランドレースチームのメンバーや、経験豊富なベテランヨットマンが所属しています。
JBSAの歴史自体、多くの大物の方々や皇室のご協力もあったことなども考えると、ブラインドセーリングを通して、共生社会の実現をはかろうと、その一翼を担っているJBSAは、30周年を無化用としていますが、本当に、そこに所属できることは名誉なことなのだなと思っています。

自慢はいいから、そろそろレースの模様を書いてくれと思われているかもしれませんが、私のこの「活動のようす」のコーナーの記述は、これで終わりです。

小倉さんや堀江さんのレポートにはかないませんし、JBSAの戦略や戦術などがあまり外に漏れるともったいないので、色々お知りになりたいかた、一緒に楽しくヨットにのりたいかたは、ぜひ、JBSAにご入会ください。

活動体験参加もありますよ。お気軽にお問い合わせください。
これは、レポートとはいいませんね。広告ですね。

追記:スタート3分前からの動画をYouTubeに視聴者限定での公開をしました。下記リンクを知っている人だけが見られる設定ですので、会員以外には教えないでください。グループLINEでは先行して投稿したものと同じです。

▼ スタート3分前 
https:// (URL非公開)

報告書作成:殿垣内大介