2011年7月 JBSA東京 定期練習のレポート

日時: 2011年7月17日
使用艇:あほうどり
参加者: 計5名(敬称略)
ブラインド: 湯川・鈴木
サイテッド: 橋本・小柴・谷下田

早朝から真夏の太陽が輝き、気温も既に30度を超えている。
今日は、スバルザカップのため朝から駐車場は満車状態。
9時40分、全員夢の島マリーナに集合。レース参加者は既に出廷したのか、アトリュームには数人いるだけだった。
早速、出港書類を提出してあほうどりに向かう。
ラジオは大型台風の接近を伝えているのに、屋上の吹流しは力なくゆれる程度。台風の前の静けさだろうか?。乗員5人のためそれぞれに分担して、出港準備を整える。

10時20分、エンジンを始動させポンツーンを離れる。
10時50分、東京湾へ出たあたりから風が強まり、うねりを交えた波を感じるようになった。あほうどりは、海ほたるを目指し機走を続ける。
レースのトップ集団に近づいたあたりでセールを揚げる。風は8mほどあったので、ジブセールは小さめに留めておいた。それでも艇はかなりヒールする。
レースの邪魔にならない距離を保ちながら、海域に沿ってセーリングを続ける。
そして「大将」・「タートル」、「ファースト-Ⅰ」・「・・・」などなど耳にするたびに、あれは以前乗せてもらったことのある艇、〇〇さんが乗っている艇、などと、懐かしさがこみ上げてくる。

12時30分、昼食を取る。
この強風の中で艇をどのようにして止めておくのだろうかと思っていたら、橋本さんが「水難救助訓練で習った強風時の風上から救助する方法で行こう」と言って小柴さん谷下田さんの3人で実践して見せてくれた。
セールを観音に開き、風を艇の右舷から受けるようにした。
艇は、左舷へヒールしたが前進も後進もせずぴたりと停止した。「オーぅ!。成功!。」と誰かが。
そして、小柴さんが詳しく解説してくれた。「艇は風の力で僅かに前進、後退を繰り返しているけれど、ヒールしている風下から安全に落水者を救助できる」のだと。
実際に舵を持たせてもらったが、艇が風上へ上ろうとする動きを抑えるだけで力はほとんどいらなかった。

レースも終盤に近づいたので我々もマリーナに向かってセーリング。
風はまだ衰えない。舵を握る手には力と神経を集中していないと進行方向からすぐ外れてしまう。
今日は波と強風と当て舵の勉強ができた。
15時20分、夢の島に帰港。

汗と海水をかぶり太陽に当り、全員こんがりと塩焼になりましたね。
お疲れ様でした。顔や首筋がヒリヒリしています。
橋本さん、小柴さん、谷下田さん、それに湯川さんお疲れ様でした。今日はいろいろと勉強させていただき、厚くお礼申しあげます。
では、またお会いする日まで。