活動報告 JBSA神奈川 2023年7月23日 定期活動

神奈川支部 7月定期練習 報告

日時:7月23日日曜日、11時~14時30分
ばしょ・船名:シーボニア、ルミナス、
目的:操船基本動作の反復、落水者救助の一部体験
天候等:晴れ、風力3~5m/s、波穏やか
メンバー(敬称等略):サイテッド、石田、猿渡、あらん、
    :ブラインド、斎藤、飯塚、計5名

神奈川支部の年間計画の中に「落水者の救助訓練」を行なうこととなっている。
ひと月位前から支部の中で、落水者救助に関しての資料や意見ののやり取りがメール上で行われていた。
①落水者に近づく方法と、落水者を船上に引き上げる方法、の2点に絞られる。と思うのだが、色々なやり方と道具が必要になる。私にはこれらの知識と技術も無い、今後の見通しもつかない。
そこで、今日のメンバーと今用意できる道具を使って試して煮ようと提案し、本日の練習に組み込む事となった。
艤装を終え11時ころに出航し、赤白ブイに向かった。赤白ブイの周辺で基本動作の練習を行なった。ちらーを斎藤が、メインセールを飯塚が担当した。
基本動作の練習を、程ほどにして、救助の体験に移った。

①落水者に近づく方法は、蛸壺の浮きを落水者にみ立てて、行った。
石田さん指導の元サイテット3人が交代で行った。
クローズドで帆走中に落水者があり、タックしてし体制を整えて風上から近づく方法の様である。
ブラインドはイメージ位はわかるが詳細は理解できません。
詳細は、猿渡さんが別記しています。
食事にいったん戻り、②の落水者を船上に引き上げる作業に移る。
猿渡、アラン、飯塚、の3名が落水者となり、引き上げを行なった。衣服はあえてみに着けたままで行いましたがさほど気になりませんでした。
詳細は別記とします。
次からは、猿渡さんの記載です。

場所は湾内の、海水浴場の沖合に船をアンカーし行った。
落水者にヨットを寄せる訓練では、クローズホールド時に落水が発生したという想定で、タコ壺ブイを落水者に見立てて行った。
クローズホールドでブイに近づき、通り過ぎたところで「落水!○○(監視役)さん、落水者から目を離さないように。」と発声。慌てずに一度タッキングし、落水者の風上となる位置でランニング。スピードが出ない様、この時のセールはクローズホールドの時と同じ状態。ブイ(落水者)にゆっくりと近づき、ターンし、ボートフックでタッチ。この訓練を各サイテッドが役割を交代しながら実施した。
波風が比較的穏やかだったので特に問題はなかったが、強風時にはどのような困難が生じるかを経験するのも必要と感じた。
次は②の落水者を船上に引き上げる体験です。
使用した道具は下記です。
①小さいほうのあんかーとロープ
②浮標(ポリタンにスチロールを詰めたもの、船内に有ったもの。)とそれを結んで落水者に投げるロープ。
③落水者をもやいで結び船に引き寄せるためのロープ
④縄はしごに替わる手係足かかりのついたロープ。アランの手作り
⑤上記のロープをジブセールのウインチで引っ張れるようにした

落水者として海に入ったのは猿渡、アラン、飯塚の3名であるが、自分以外の事はよくわからないので、自身の体験を、書きます。
ライジャケは自分のものを使用した。ボンベつきではあるが自動ではない、入水後うき袋は口で膨らませた。浮袋の周りのカバーを羽津すのに時間がかかった。ボンベ利用の場合は、ひもを引くだけで開くはずだ。
船から浮標(ロープ付き)がうまく投げられそれをはなしてはいけないとの指示があった。また、浮標に結ばれたロープが在り、それを体にもやいで結べ、との指示があり水中で、結んだ。船上でそのロープが引かれ船べり迄引き寄せられた。
手足がかり用のロープはなかなか足がかからない、猿渡とアランの二人係で引き上げようとするが、ライフガードが邪魔になりあがれない。甲板とライフガードのあいだにからだを潜らせてかんぱんに転がりこんだ。

だいたい以上であるが、①手・足のかかりは、漁網のような網目の大きなものが良いようだ。
②手・足係をつかんだ段階で、ういんちを利用し肩が甲板ぐらいまでくれば、あとはライフガードの下をくぐりにけられると思う
③意識のない落水者の場合はそうか
④荒天時、厳冬期はどうか
⑤今後は多少の改善派可能と思う。

体験の状況は以上でした。
参考にしてください。

神奈川支部 定期練習担当:飯塚