2020年9月 東京支部活動報告2

活動報告書 JBSA東京

【活動日】2020年9月20日(日)
【参加者】7名(順不同敬称略)
サイテッド:橋本,小柴,林,副田,Alan(体験)
ブラインド:村井,殿垣内

【使用艇】あほうどり(夢の島マリーナ)
【出港時刻】10:05
【帰港時刻】15:05
【航行時間】5時間
【天気概況】曇り時々雨,気温23度,風速2~5m


人の噂も七十五日と言うが、今回私は77日ぶりにヨットに乗った。階段から落ちて骨折し、ようやく夢の島に辿り着ける程度に快復したと思ったら、洗面をしていてぎっくり腰になり、ゴロゴロと寝て暮らす夏となった。ただでさえ今年はコロナによる活動休止や天候不良もあって、ヨットに乗れる機会は例年より少なかったが、久しぶりに乗ると、いつもにも増してヨットに乗れるありがたみを感じた。

今回は、アメリカ人のアランさんという体験者さんが参加。高い背に長いあご髭をゴムで丸めてとめ、「お世話になります」「ご迷惑をおかけしました」と、日本人以上に日本人らしいかただった。敏感に場の空気を読み、演歌を口ずさみ、ハリヤードでギターをひく、明るく楽しいかた。ディンギー歴が長く、ブラインドをサポートできる機会に出会えたことに「exciting」されているとのこと。日本語は会話も読み書きもできる。先日、ご入会いただいた。

この日は、どう見ても雨に降られる天気予報だったが、ほとんど濡れることはなかった。小柴さん曰く、小柴さんのおかげとのこと。

全員がヘルムスパーソンを務め、クローズホールド、アビーム、ランニングの練習セーリングをおこなった。風はいい時で5メートルぐらい、あほうどりも5、6ノットで走れる時があった。
私はランニング時にティラーを持ったが、ほとんどロールさせることなくコントロールできたことに自ら驚き、それをここで自慢するわけだが、割とすぐに林さんに「ティラーやりますか?」とお勧めした。皆からは、ランニングは面倒だから代わったと見られたが、実は、二ヶ月以上、先述した怪我などでほとんど動かない生活をしていたため、足や腕が細くなり、代わりにおなかは出て、数分ティラーのエクステンションを持っていただけで腕がぷるぷると震えていた。林さんに交代して、コンビニのおにぎりを食べようとしたが、ピーっと封を切るあけ口のピラピラが、震えていてつまめないほどだった。リハビリだけでなく、筋トレなどをして鍛えないと、おにぎりも食べられない。
今回の怪我とぎっくり腰で、私はこのままではいけないと思い、20%の食事制限と筋トレをすることにした。早速その翌日、決意を忘れて寿司をおなかいっぱい食べてしまったが、ヨットに楽しく乗り続けるためにも、がんばろうと思う。

ポンツーンへの着岸は、そえだがおこなった。まだスムーズにはいかず、バースの中央付近にバウがついてしまったため、橋本さんから、もう少し手前を狙っていくよう指導を受けていた。

さて、この後はセーリングが気持ち良いシーズン。できれば毎週ヨットに乗りたい。あほうどりとナウシカの日程が重ならない月が多いといいなあと思う。

報告書作成:殿垣内大介