2020年3月 東京支部活動報告
JBSA東京 活動報告
【活動日】2020年3月1日 日曜日
【参加者】8名
[サイテッド] 橋本,小柴,三場,副田,杉山,古庄
[ブラインド] 増尾,殿垣内
新型コロナウイルスの影響で、活動をおこなうか、当日早朝まで検討されたが、今回は予定通り実施することとなった。ただし、理事長兼東京支部代表の伊藤さんより、不安な人は当日キャンセルでも今回は良いことと、乗船前にアルコール消毒をするよう指示をいただいた。
体験者さんが1名、それでは今回はとキャンセルされたものの、4月の活動日への参加を希望していただく。
今後については、また改めて検討することとなった。
体験者さんといえば、今回2回目の参加となる古庄さんというサイテッドの男性が入会してくださった。ヨット歴のあるかたで、橋本さんがすっとティラーをお任せするほどの技術があり、トラブルが起きるとさっと対処されるほどのかた。あとにも記すが、ブラインドにも親切丁寧に対応してくださるかたで、視覚障がい者がヨットを楽しむための団体には、心強いかたなのではないかと思う。
今回の天気は晴れ。気温は14度。風速1~2m。
9時55分出港、15時20分帰港。距離29.3km。5時間25分のセーリング。
風がほとんどない中で、他のヨットと共に東京湾をただようクルージング。よって、セーリングに関して、今回は特筆することはなく、楽しく会話をしたり、デッキで横になったり、座ったままうつらうつらするクルージングとなった。
正式には今年入会された杉山さんというサイテッドの女性の話がかなり面白いのだが、あまり書くと益々報告書性が低くなるため、みなさんに紹介できないのが残念だ。前回の水筒の中身がお汁粉だった話から、推測していただくしかない。しかし、一般的に推測不可能なことを話される。ご本人は至って真面目なところがまた面白い。
先ほど少し記したことについてなのだが、今回私が感銘をうけたのは、その杉山さんと古庄さんのブラインドへの対応だ。お二人とも、視覚障がい者への接しかたやガイドに関しては初心者なのだが、自然にサポートをされるうえ、ブラインドの速度に合わせた対応をされていてすばらしいと思った。JBSAは、あくまでも視覚障がい者がヨットを楽しむことを可能にする団体だと、組織名と定款から私は理解しているのだが、その実現に貢献してくれそうなかたと出会えることは、みなさんもプラスに考えていただけるのではないかと思う。
さて、今回の着岸も、橋本さんは副田に技能実習させようとしてくださったのだが、前回のぷにょんとへさきからポンツーンへ当たったことで、副田はお手本を見せて欲しいとお願いする。橋本さんが細かく解説をしながらお手本を見せてくださり、副田は、次回はできそうだと言っていた。
次回はスケジュールの都合上、3月15日の活動を不定期活動とし、22日に定期活動をおこなう予定。ウイルスの件がどうなるかわからないが、世界の状況が少しでも好転することを願う。
報告書作成:殿垣内大介