2019年10月 神奈川支部デイセーリング

JBSA神奈川 活動報告

【活動日】2019年10月27日
【参加者】8名
(サイテッド) 大賀さん、野村さん、山内さん、荒木さん、山名さん、Sさん、Hさん(体験)
(ブラインド) 殿垣内

今回は、体験者のHさんがナウシカに乗船。
パワーボートやカヤックなどのご経験があるサイテッドのかたで、ヨットは今回が初めてとのこと。

私が個人的に、ジモティーというマッチングサービスのSNSに、JBSAと体験セーリングの話を書いたところご連絡いただき、
日程調整がうまくいったため数日で体験セーリングをされ、今回、神奈川支部にご入会いただいた。

さて、今回のクルージングは、荒木先生をはじめ、多くの先生がたがセーリング講義をしてくださる素晴らしいものになった。
ヨットが初めての体験者Hさんにはわかりづらいことも多かったかもしれないが、セーリングの楽しさや奥深さは伝わったのではないかと思う。
船上での会話や、無線で知り合いのヨットと海上で落ち合い併走したり、風がほとんどなく当初曇りだった天候にもかかわらず、
とても楽しいクルージングとなった。

台風15号、19号の影響がまだまだあり、至る所に流木などがあるようで、これを常に気にしながらのクルージングだった。

10時7分出航、13寺48分帰港の3時間41分。距離は約27キロメートル。風速は強い時で3mぐらいだったろうか。気温は約20度。

Sさんのティラーコントロールは、だんだん安定してきているように感じる。
焦ることも少なくなったようだ。先日、ルミナスを借りて、風速10メートル前後で雨が降る中、波を被りながら練習をした経験が良かったのかもしれない。
鬼教官の秋山先生と安西先生が厳しくご指導くださったおかげだろう。
一応付け加えておくと、もちろんこのお二人は、とてもお優しいことは皆さんご存知の通りで、鬼教官というのは冗談だ。
まあ、冗談ではない場合があることも、一応私は知っているが。

今日の主人公Hさんだが、さすがマリンスポーツ経験者だけあって、
最初はうまくティラーをコントロールできなかったが、あっという間に安定した走りをされていて驚いた。
できれば今後、セーリングの知識と経験を増やしていただき、JBSAの活動を支えていただきたいと思った。

山名さんはHさんとお話をしてくれたり、ティラーの交代のタイミングをはかってくださったりと、リズムをとっていただけるのでとてもありがたい。
私は目の前のことに精一杯で、とても周りに目を配る余裕はない。

私もティラーを握らせてもらい、帆走と機走の両方をおこなった。
機走はこれまでほとんどしたことがなかったので、帆走の時のように感覚での操船は難しいことを知った。
帆走では風が顔に当たる向きと船の挙動、そしてティラーにかかる力でバランスを取れるが、
あるいは取ろうとすることができるが、機走では目標物が見えないと難しい。
幸い、横に緑色の陸が見えていたので、それを頼りに進むことができた。
出発した時もいたらしいのだが、漁船の集団の中を抜けているらしく、大賀さんが右に何度、左に何度と指示をくださっていた。

しかし、いろいろ挑戦したい私だが、流石にこれは危ないかなと思いだしたころ、大賀さんが、代わりましょうかと仰り交代。

とても楽しい経験をさせていただいた。

ポンツーンで片付けをしていたところ、マストの根元に何かのビスが落ちているのを山内さんが発見。
これはなんのビスだと、野村さん、荒木さん、山内さんが探し、ブームをマストに接続している部分のものであることが判明し修理。
これまで私がJBSAのヨットマンを見てきて思ったのは、皆さん、変化とか違いに気づくのが早い。
私から見ていると、ほとんど動物的に「何かおかしい」と思われているように見える。私などは自分が死んでも気づかないであろう。

次回のデークルージングにも、できればまた参加させていただきたい。

報告書作成:殿垣内 大介