2019年4月 東京支部 活動報告
JBSA東京 活動報告
【活動日】2019年4月7日 日曜日
【参加者】6名
(サイテッド) 橋本さん、小柴さん、三場さん、Sさん、Uさん
(ブラインド) 殿垣内
今回は、戦力になるサイテッド育成がテーマ。
Sさんと中学生Uさんは、いつもサイテッドとしてカウントされるも、
実際にブラインドセーリングを実施する上での頭数には入れられてこなかった。
もし、彼女らが戦力としてカウント可能になれば、東京支部の活動は、よりゆとりあるものになる。
Sさんが習得したい内容は、
メインセールの上げ下ろし、エンジンのスタートとストップや機走、ポンツーンへの着岸。
基本的には、緊急時に役立つことができるだけの技術習得を目指す。
10時15分出港。今回は、航跡マップを誤って消してしまったため、
正確な記録がないが、ディズニーランドを過ぎ、羽田空港のD滑走路も超えたあたりまで南下した。
この日はエアバスA380が羽田空港から試験飛行をするらしく、
ここまできたのはそれを見る目的もあったらしい。
残念ながら、世界初の総二階建てジェット旅客機をみることはできなかったが、
練習帆船海王丸がいた。
停泊中の海王丸に近づき、全長110メートルのその周りを、ぐるぐる回りながら記念撮影をした。
ここまでは風があまりなく、途中エンジンを切って帆走するも、あまり進まず。
海王丸の船影を見つけてからは、機走してそちらに向かった。
メインセールの上げ下ろし時には、Sさんと私だけでおこなうことを想定しつつ作業。
実際には、皆さんに助けていただいたが、これならいけるかなと思えた。
メインハリヤードは、Uさんがえんやこらとひく。
ウインチハンドルも、おそらく初めて使い、セールアップを手伝った。
セールアップ後、エンジンを切る際に小柴さんよりエンジンのスタート方法と停止方法を
教わるとともに、誰かが落水した時の対処法も教わった。
機走中に左舷に落ちたら左にまわり、右舷に落ちたら右に回す。
止められる人がいる場合はすぐにエンジン停止。
こうすることで、スクリューに落水者が巻き込まれないようにする。
ポート側に落ちたとか、スタボー側に落ちたという表現は、
緊急時には混乱している可能性があるので、単に右、左が良いとのこと。
15時ごろマリーナに戻る。
今回はポンツーン着岸の技術伝授は座学のみとなった。
次回以降、実際の操船を教えていただきたく思う。
次回は、夢の島マリーナDICS主催の子どもの日乗船会のイベントのため、定期活動はお休み。
児童養護施設の子どもたちや先生がたにクルージングを楽しんでもらうイベントだ。
昨年は、あほうどりでも協力艇バッカスでも、楽しく乗船してもらうことができた。
私も、子どもの頃にヨットに乗って、感動した。
上下に揺れたバウでの感覚、ヒール角度にわくわくしながらも怯え、
そしてセーリング後、夕日に染まるマリーナへ入っていく時の、「一日が終わったなあ」という、
満足感と寂しさの入り混じった感覚。ヨットに乗ることで、大いに癒された。
今度のイベントに参加する子どもたちも、
何か良い気分や、あるいは感動を得てくれたらいいなと思う。
報告書作成:殿垣内大介