2018年11月 東京支部 活動報告

JBSA東京 活動報告

【活動日】2018年11月3日 土曜日
【参加者】6名
(サイテッド) 橋本さん、小柴さん、村上さん
(ブラインド) 伊藤さん、内村さん、殿垣内
朝、外に出てみると、これはもう冬の格好をしなければと思う寒さに、

急いでセーターとジャンパーを用意した。

しかし実際には、船上ではシャツの腕をまくる気温にあがった。

ヒートテックの下着にダウンのアウターを着込んできた参加者もいたぐらいで、

この時期の服装は難しい。

風は期待できない中、10時34分出航。

バウロープが緩んでいたと言われ、前回の報告書では高飛びの必要がなくなったと書いたが、

やはりいつでも姿をくらませる準備は必要だと思った。

メインセールをあげ機帆走する。

風はないがエンジンをきってみようということで、11時45分ごろエンジン停止。

全く進まず漂う。

GPSの記録をみて驚いた。エンジンをきってから13時15分まで、談笑しつつ、

水分をとったりつまみを食べたりしたが、本当に1時間半、一箇所にとどまったままだった。

メインセールのカバーをカチャッととめるプラスチックのバックルが、以前割れてしまったのだが、

小柴さんが裁縫作業をして、新しいものを付けなおしてくれた。海の男は何でもできてすごい。

14時34分には、ポンツーンに戻った。

今度はバウロープやスプリングがゆるまないよう、二度と出航できないぐらいにぎゅっとしめた。

今回、初めて航行中にジブセールカバーを取り付けた。

風がない日だったにも関わらず、予想していたより、

足を置く位置やつかまる場所を探すのに手間取った。

皆さんからすれば、こんなこと、わざわざ書くことかと思うかもしれないが、

いつも揺れる船上を動き回り、セールの上げ下ろしをする皆さんをみて、

格好いいなあと思っていたのだ。

こうしてできることが増えていくのは嬉しいものだし、経験や練習をしなければ、

可能性は広がらない。

実際初めのころは、ただ座っているだけの乗客だったが、

今は少しだけだが、皆さんの動きから自分のできることを探せるようになってきた。

今月で、私がJBSAの皆さんとお会いして一年になる。

セーリングクルーザーに乗ることが夢だったが、

この間に、何艇ものヨットに何度も乗せていただき、レースにまで参加させていただいて、

まさに夢のような一年だった。

視力が落ちていき、できなくなっていくことが増え、

夢のクルーザーに近づくために始めたディンギーも断念し、

私にしては珍しく悔しい思いをしていた。

JBSAの皆さんの素晴らしい活動と人柄に、心から感謝を申し上げたい。

報告書作成:殿垣内大介