MJCスプリングパーティーのご報告
去る3月4日、毎年お声を掛けていただいております、MJCスプリングパーティーMJCスプリングパーティーMJCスプリングパーティーに
金輪理事長と町田が出席して参りました。
遅くなりましたが、短いご報告をいたします。
MJCスプリングパーティー
日時:2017年3月4日(土)18時30分~20時30分(受付開始18時15分)
会場:トラットリア ヴェント 横浜ランドマークプラザ店
このパーティーは、マリン賞の受賞者を囲んで親睦を深めることがメインですが、舵社の田久保さま、玄の山本さまをはじめ、ずっとJBSAを支えてくださっている皆様との交流をするよい機会となっております。
シーボニアヨットクラブの外山さまも一緒にご参加され、私たちのエスコートをしてくださいました。
今年は、昨年浜名湖支部の企画で行った三ヶ日のイベント合宿でお世話になった青年の家の方々にも、ご丁寧にご挨拶をしていただきました。
全日本開催のときにも、運営の協力をしていただけるそうで、心強い限りです。
パーティー会場がレストランに変わってから、スピーチの内容が聞き取りにくくところどころ言葉を拾うことしたできませんでしたが、2017年の受賞者は21歳から88歳という年齢幅で、改めてマリンスポーツの楽しみ方の奥行きを感じました。
470級ジュニア世界選手権大会で金メダルを獲得されたお二人は、東京オリンピック
でのメダル獲得も夢ではないのだなという、若い力を感じました。
ベテランカメラマンの中嶋房徳氏は、「海は怖い」という話をされていました。
やはり、どんなに経験を積んでも、予期せぬことが起きたりするのだということを
身にしみて感じました。JBSAも肝に銘じて、安全にセーリングを楽しみましょう。
●MJCマリン賞2017大賞
岡田奎樹さん/木村直矢さん
470級ジュニア世界選手権大会で日本人初の金メダル
ドイツのキールにて開催された470級ジュニア世界選手権大会に出場し、みごと金メダルを獲得。世界のユースセーラーの頂点に立ちました。この大会は24歳以下のユース世代を対象にした470級ヨットの世界選手権で、21カ国より50チームのセーラーがエントリー。日本の若手セーラーが躍動し、岡田奎樹/木村直組はみごとに優勝を収めました。470級は2020年東京オリンピック・セーリング競技の種目。オリンピックにおいてメダルを目指す日本の470級界、そして、同じユース世代で活躍する選手に大きな希望を与えました。
●MJCマリン賞2017
くろしおフィッシングクラブ
東北のビッグゲームフィッシングの普及に貢献、2016年第20回大会を開催
宮城県塩竃(しおがま)市では、くろしおフィッシングクラブが主体となり、平成8年より「塩釜カジキ釣り大会」を開催し、東北地方でのビッグゲームフィッシングの普及に寄与してきました。震災のあった平成23年(2011年)は、開催を断念する声もありましたが、復興へ向けて元気に平常を取り戻そうと、全国のカジキ釣りファンからの支援もあり、第15回大会を開催。そして、震災から5年が経過した平成28年には、第20回記念大会をむかえました。また、20回を機に「海と街と人」への感謝をテーマに『塩竈・海感謝祭』が同時開催。大会には51チーム、225名 がエントリーし20回大会を成功させました。
博多ヨットクラブ
アメリカズカップワールドシリーズ福岡大会の運営に協力、大会成功へ
博多ヨットクラブはセーリングクルーザーの操船技術の向上を図るために1977年に創設。福岡市営ヨットハーバーをベースに、年間10回のレースのほか、多彩な活動を展開しながら、地域のヨットの普及に努めてきました。2016年11月、アジアで初めて開催された「ルイ・ヴィトン アメリカズカップワールドシリーズ福岡大会」は、多くの観戦者をあつめ、マスコミにも取り上げられましたが、その運営に関して、博多ヨットクラブでは福岡県セーリング連盟の要請を受け、全面協力。マスコミ対応、警戒船、観覧応援、県外からの観覧サポートなど運営のサポートに尽力されその大会運営を影で支えました。
中嶋房徳さん
世界で活躍した日本人フォトグラファーの先駆け
中島房徳さんは1929年生まれ。6歳からヨットを始め、大学卒業後はフィルム会社の系列企業でレンズの設計を担当。撮影試験と称して海に通い、ヨットの撮影に熱中していました。雑誌で見た米国のヨット事情にあこがれ、31歳で単身渡米。ロングアイランドを拠点にヨットの撮影に励み、アメリカズカップのオフィシャル・フォトグラファーとして活躍されました。その傍ら、海の情景など様々なシーンを撮り続け、また1964年の東京オリンピックではセーリング競技の公式記録写真を担当。以降も海での撮影を続け、セーリングの美しさ、海の美しさを、作品を通して伝えてきました。
町田 倫子