2017年2月 JBSA東京 定期活動のレポート

東京支部の友田です。
2月19日 東京支部活動報告をいたします。

メンバー(敬称略)
 サイテッド: 橋本、小柴、児玉、谷下田、三場、北田
 ブランド : 伊藤、大堀、友田
天候 : 快晴
使用艇 : バッカス937

活動内容報告

東京支部、恒例の待ち合わせ時間、9時20分にバス乗り場前集合。
いつものメンバーが車で待っていたり、外で「おはよー!」と声をかけ合っていた、

ここ数年の待ち合わせへの気持ち、
ルンルンウキウキと弾むものとは、少し違った感情が入り交じってた。

各々、車に乗りマリーナへ向かい
ハウス内で準備をしていると

小柴さんと橋本さんから谷下田さんへと

「今日、バッカス最後でしょ?あほうどりのエンジン暖め少し動かしてあげてから、
そちらに一緒に乗ります。」

そうなんです。

バッカスは、この日、2月19日にて最後になります。

なので、今回の活動報告はバッカスの思い出話が主です。

寂しく泣ける話にな、、、、、、ーーーる訳がない。ヘヘヘッ

そりゃあ、これまで沢山の方が乗ってくれて

海に溢れるほどの笑い声と笑顔があった艇なので

最後もバカげた話にみんなお腹抱えて笑いあった話でサヨナラを告げましたよ。

あっ、「最後」といってもお別れでは無いですからね。

バッカスメンバーの最終目標に向けて更なる装備と艇を迎えるためのお嫁出しなのです。

マリーナを抜け出し、陸橋をくぐり抜け東京湾へと向かいすぐさまセール帯を外し、メインアップ。

その後、ジブアップして、
左手にディズニー、右手にゲートブリッジを眺めながら気持ちの良い風をつかんでグングンと走り出しました。

船長、谷下田さんから変わり、友田へと舵取りを任されました。

ディズニーを真っ正面に向けて進んだり、
タックして、羽田方向へ向かったりしました。

その後、橋本さんに変わり、いつものティラー姿とは、違うラットを操船する姿は新鮮味がありましたね。

その後、また、友田が舵取りを任され、
羽田空港滑走路沖へと進路を向け、
ブラインドでも耳で離着陸がわかるところまで行きました。

いやー、海から眺める飛行機は、素晴らしい!
ヨットの上を着陸体制に入っている飛行機達が飛んでおり、みんな携帯のシャッターを下ろしてました。

その後、舵取りを三場さんに変わり、タックして、

時計を見ると13時ほど。

マリーナ目指しのんびり帰ることにしました。

まあ、政治・経済・世界情勢と真面目なお堅いお話をしたと思ったら、バカなお話をして笑い転げたり、これまでのバッカスで航海をしてきた思い出話に花を咲かせたりと

満開のお花が咲き過ぎました。

途中、大堀さんに変わり、伊藤さんに変わったりしました。

紳士な伊藤さんは、遠慮しちゃって
最後までラットを握ろうとせず狭いバッカス内で逃げ回ってかくれんぼしておりました。

最後は、ベテランながら、風を自分で掴んで気持ち良さそうに操船!

大堀さんもまだ入って間もないのに、しっかりと感覚を掴んでいてヨットへの意欲が素晴らしく満載でこれまた気持ち良さそうに風を掴んで楽しそうにしておりました。

北田さんは、ラット握るのが嫌いなので、
シートワークを主に行ったり、ワッチをして
ブラインドに指示を出してくださりました。

小柴さんは、お話が上手でみんなを笑顔にさせてくれました。

バッカスが夢の島マリーナに来たのは、
3年前の桜が咲く少し前の3月下旬。

その3ヶ月後には、私の生まれ故郷、伊豆諸島の八丈島へと両親に逢いに大島、三宅島を経由して行きました。

いやー、三宅島沖で、大きなシイラを釣った時の釣り上げるまでの大騒ぎようは、楽しかったし、
夜の黒潮ど真ん中にあった御蔵島を越える時は、ハラハラドキドキでした。

視覚障害者になって、船の免許を取って父親を自分の船に乗せる夢を諦めていたのに、
ヨットで帰り、みんなで八丈沖でセールアップした時は、感動でしたね。

快晴過ぎて風なかったけど(笑)

そうそう、八丈島の港に無事に着岸した時、
歓び過ぎて誰かさんは楽しくヨットから海へ気持ち良さそうに飛び込んでおりました。
そのあとのことは、、、んふふ、内緒(笑)

八丈島から帰るとき、三宅島付近を通り抜ける時に母親と父親から長文のメールが来ました
そのなかに

「貴女を誇りに思います。」

とあった時は、JBSAに入って八丈に行くまで
応援もしてくれず、大反対されまくって大喧嘩しながら、毎日練習に行っていた辛さが黒潮の海に置いてけました。

その一年後には、沖縄を目指しました。
三重県大王崎→高知県土佐清水→宮崎県日南→鹿児島県屋久島→鹿児島県奄美大島。

季節外れの大型台風3つが同時発生の時ですよー!
いやーー、前から横からの波しぶきに風の強さのなかに大粒の雨のなかカップラーメンを食べた思い出は、忘れられませんね。

バッカスの更なる目標は、
日本を抜け出し、ハワイへ行ってタヒチへと行くことです。

話を聞いただけだと、
バカなのか?
死ぬ気なのか?

そう思われるかもしれませんが、
バッカス主要メンバーは、沢山の経験と実績を
陰ながら積んできました。

まだ予定する日までたっぷり、時間があるので
これからもより一層厳しい訓練と体力強化、
遠征も予定しております。

神奈川支部さん、
バッカスとの初めて会った時のことを
覚えておりますか?

1泊2日で行われた保田ミーティング。
3艇横抱きし、私が酒瓶2本独りで空け恋愛で傷心して泣いたあのときです(笑)

いやー、あの時はご迷惑おかけしました!!
今では笑える初挨拶の日でしたね。

浜名湖支部さんとは、ヨット同士の交流は遠いこともあり、叶いませんでしたが、何名かは乗って操船してくれましたね。

海を越え、寄港地で多くの出逢いがあり
県を越え、メンバー達と交流を持ち酒を酌み交わし
世代を越え、ヨット談義に夢中になったり
障害を乗り越え、和気あいあいと笑い合いましたね。

全てのことに共通することは、

「海を愛している」

ということでした。

素晴らしい出逢いに感謝です。

バッカスメンバーを代表いたしまして、

皆さんと、たーーーっくさんの思い出を作れたことを嬉しく思います。
これまでのバッカスからより一層強くなり、
地平線の先へと旅立つ準備をして参ります。

次なる艇が来たら、真面目に取り組むことが多くなると思いますが、
まあ、そこは、バカバッカスとあだ名が付いているように陽気にワイワイとクルージングすることの方が多くなると予想はしてます(笑)

これからも、バッカスをお願い致します。

八丈島の方言で
大切なものの旅立ちへのお別れの時に
感謝と愛情を込めて言う言葉が有ります。

この場で、みなさんと思い出を交わしたバッカスへ言わせてください。

「おもうわよ~い」

あっ、長くなりましたし、そろそろパシフィコ横浜で開催されているボートショーに行かなきゃなので
この辺で東京支部の活動報告は終わり!