定期練習2005年5月21日
文 新井
2005年5月21日、 あほうどり回航と二班にわかれたため練習参加者は少数でしたが、日高さんを迎え、各人が無二の役割を担うような、楽しいなかにも緊張感のある高密度の練習ができました。
使用艇は伊藤さんからの協力艇ビエント、天候は曇り時々晴れ、海上は3m前後の風、メンバーは、サイテット日高、ブラインド竹脇・福尾・新井。
急遽オーナーの伊藤さんが急用でのれなくなり、 サイテット1名ということで出航をあきらめかけたのですが、軽風でもあり、ブラインドでできる者がジブをやり、できる範囲の練習をするということで、ビエントはマリーナを離れました。
ディズニーランド沖でセールを挙げる前に、機走で波とボートのゆれの関係をつかむ練習をしました。波に向かう場合、クローズドホールドの場合、アビームの場合、そしてランニングと、ゆれの感覚が明らかに異なることに改めて驚きました。またボートが波に当たる音で速度を知ることも、いままでティラーやシートを動かすだけでせいいっぱいで意識できなかった新発見でした。
セールを挙げてからは、ジブトリを竹脇、メイントリを福尾、ヘルムスを新井が、それぞれのポジションで日高さんの指導を受け、いかに無駄な力をぬき、感じられる情報からボートの全体状況を把握するかが、この日の練習のテーマとなりました。
ヘルムスの私といたしましては、ティラーの握りは軽く、脚は踏ん張らず、顔はボートの前方を向く、日頃は断片的によく言われることですが、その必然性を痛感する練習でした。
後半は風が少しあがってきて、各ブラインドが役割を換え、爽快なセーリングも楽しむことができました。
マリーナへ戻ると、オーナーの伊藤ご夫妻が待っていらしたので、私たちはお礼を申し上げたり、写真を撮ったりしました。全体にここちよい緊張感の残る練習でした。
日高さんご指導有り難うございました。伊藤さんすばらしいボートのご提供有り難うございました。