定期クルージング2005年5月7日

文 鈴木克己

日時  2005年5月7日(土曜日)
天候  曇りのち晴れ
風   北北西 1?3メートル毎秒
協力艇 ビエント(伊藤氏所有 J-24フィート)。およびクラブ艇 あほうどり(J-26フィート)

参加者 14名(敬称略)
ブラインド
(アホウドリ組)安達・鈴木・伊藤・宮城(白子氏の紹介)
(ビエント組) 竹脇・田口・福尾・新井 計8名
サイテッド
(アホウドリ組)橋本・竹下・水内
(ビエント組) 伊藤(夢の島J-24)・竹内・坂本 計6名

あほうどりとビエントの2艇に分乗して、午前11時30分、夢の島マリーナを出港。
北北西4メートルの風。昨夜の名残かかすかに残る霧雨。雲の薄れるのを確認し出港。
連休明けの顔には気合いがみなぎっている。会話を弾ませながら、所定位置に掛けてあったロープをはずしいつでも使える準備をすませる。
東京湾へ出たところでセールを揚げる。足場を確保し、ハリヤードを全身で引く。スルスルとセールの上る振動が手に伝わってくる。オーウ! 今日はウインチを使わず上がったぞ。
エンジンを止め、南を目指して帆走を開始。頭上の雲は東へ去り、陽光が目に眩い。風も弱まり、メインシートを一杯に出してもランニングで走りはおそい。
暫くして東に向を変え千葉方面へ向かう。ポートサイドから風を受けてアビームの走りに変えるが、艇速は上がらない。
波はなく行き交う船もない静かな春の東京湾。烏が一羽鳴きながら飛んで行った。
タッキングの指示で艇速を落とさぬようにゆっくり船首を西へ向ける。
突然、10時方向に富士山が見えるとの声に、全員が振り向く。本当だ、この季節にと誰かの声。私の目にも、セール越しに山頂に残雪の富士山の姿が映る?
風は全く止む。2艇は申し合わせたように昼食を済ませ、早めの帰途につく。
セールを下ろしトラベラーを所定位置に戻し、ロープ類を片づけ、14時10分帰港。
今回はほんの一部ではあったが、出港して帰港までに繰り替えされる様々な船上での作業に触れることができたように思う。今日もまた一つ勉強になったことを感謝。
クラブハウスで今後の活動予定を話し合い15時30分解散した。

協力艇を出してくださった伊藤さん、また手を取ってご指導くださったサイテッドの橋本さん・竹下さん水内さん・竹内さん・坂本さん、竹脇さんありがとうございました。ブラインドの皆さんお疲れさま。次回のセーリングでまたお会いしましょう。

前の記事

定期練習2005年4月24日

次の記事

定期練習2005年5月7日