第1回横浜港ブラインドセーリング大会2004 レポート

文 白子良明

2004年5月16日(日曜日)に横浜クルージングクラブ主催、JBSA協力による「ブラインドセーリング・デモンストレーション」が無事終了しました。
この講習会は、横浜のMM21地区のぷかり桟橋に本部設置、前面海域を使用して「2004・ボート天国」の一環として行われました。主催の横浜クルージングクラブ会員の皆さんへのブラインドセーリング講習会を中軸にし、一般市民、関係省庁へのブラインドセーリングのアピールすることが主な目的です。
来賓の方数名、横浜クルージングクラブから約40名、JBSAから13名が参加しました。

午前中は、ぷかり桟橋に係留したまま、日高さん、安西さん、川添さん、瀬川さんをチームとして、艇のタッチングセーリングのシュミレーションを行いました。
日高さんの説明を無線で常時、陸上のスピ?カーに送信するシステムにより、各動作の確認や指示事項が、見学者や他の参加艇でも把握出来る工夫がされています。参加者の皆さんは、日高さんの説明に真剣に聞き入っていました。

午後は、いよいよセーリング。朝から降っていた小雨が止むと同時に風が強くなってきました。練習セーリングの後、本部船、上・下のマークを設置し、ヨット3艇でのスタート練習、模擬レースを行いました。周囲に建物がある港内なので、場所により強弱が極端で風向が一定しない風、艇の動きが重く、ニュートラルなヘルム感覚に戸惑いながらの模擬レースとなりました。ブラインドチーム艇は、ヘルム川添さん・瀬川さん、メイン瀬川さん・白子、スキッパー日高さん、ジブ安西さん、クルーサイテッド講習生2名です。
練習では良いスタートをしていたのですが、本番でやや出遅れ。
「こうゆう風は得意」と豪語する斎木さんが、インストラクターで乗っているサイテッドチーム艇が容赦ない走り(しかも大きいヨット)でブッチギリのトップフィニッシュでした。結果はともかく、横浜港内でのセーリングという貴重な体験を楽しむことが出来ました。

15時頃にぷかり桟橋に戻り後片付けの後、パワーボートで横浜クルージングクラブのクラブハウスへ行き懇親会。美味しい料理とお酒、皆さんヨット談義に花が咲き、大いに盛り上がりました。
最後になりましたが、このような機会を提供していただいた横浜クルージングクラブ、ボート天国実行委員会、横浜市、海上保安庁その他関係各位のご理解とご厚意に心よりお礼申し上げます。

新聞に掲載されました。
●神奈川新聞「海原の風を感じで」
●読売新聞「さわやかブラインドセーリング」
●朝日新聞「風を感じで」

チラシの画像