東京レポート 5月18日
文 鈴木克己(JBSA東京)
日時: 2008年5月18日 集合:夢の島10:00
天候: 晴れ、気温23℃
風: 東2?3、午後南風4?5。
使用艇: スパークリング・クラウド(児玉さん所有艇)
参加者(敬称略)
サイテット(4名): 児玉、橋本、辻田、谷下田(児玉さんのセーリング仲間)、
ブラインド(5名): 安達、伊藤、宮城、山賀、鈴木、
今日は暫らくぶりに9人の参加で賑やかだった。
ヨットの好きだった伊藤さんが1年半ぶりに顔を出した。この間に父親を見送り、続けて母親を看取り、天蓋孤独になり、自分の生活を立て直し今日に至った彼は、仲間の喜びの声に包まれていた。
それに今年入会した若手ブラインドの山賀さん、船舶1級を持ってパワーボートを楽しんできた辻田さん、今回からJBSA会員に入ることになったスパクラの名コック長の谷下田さんが加わって朝から会話が弾む。
「9人だから今日は2艇だそうか?」、「1艇のほうが楽しくない?!」、「ウン、決まった」
ということで児玉さんのスパクラをだすことになった。
エンジン音も軽く水門を出たところで、どこからかロープをだしてきた児玉さんから「これで、もやい結びをしてミロ」と突然言われ東京湾に出るまで”もやい結び”、”エイトノット”、”クラブヒッチ”、”クリート結び”などと格闘がつづいた。
ディズニー沖ではTYCレースが微風の中で行われている。我々はTYCレースを左に見ながら南東に進路を取る。
五月の陽光は春を演出している。今日はリクリエーションデーだったねと互いに確認しあって咽を潤す。宮城さん差し入れの”ウインナーのベーコン巻”に誘われてまた一缶”プシュッ”。これがセーリングの醍醐味、穏やかな春の海の至福のひとときである。
突然、後方から海上保安庁の船が近づいてくるではないか、何だろう?。一瞬互いに顔を見合わせた。「これより東に近づかないように」とスピーカーで伝えるだけで、それ以上近づかず行ってしまった。
午後になると風は南に変わってきたようだ。それでもセーリングにはほど遠い。我々はそのまま暫らく潮に沿って流していた。
13:30、そろそろと言うことでジャイブして艇を西北に向ける。
とまた、突然大きなスピーカー音を立てて近づいてくる船が2隻いる。「間もなく、大型船が数隻通過するので移動してくださーい」、これから何があるのだろう。
保安庁のコースガード船だと誰かが言う。これから観閲式が行われるようだ。右前方には既に甲板に多くの見学者を乗せた船が3隻ほどでている。
「我々がいるのでコースガード船も今日は仕事があってよかったね」と誰かが言い笑いが弾ける。
そのままアビームからフリーの風で夢の島マリーナに戻ったのは16時だった。
児玉さんスパクラを一日出していただきありがとうございました。
4月から夢の島マリーナの経営がこれまでの東京テレポートからスバル興業に移行し、合わせて「あほうどり」もこれまでのビジター・バースからオーナー用[T-26]に移動することになっていた。更にJBSA会員の車輌には無料駐車券が発行されるようになった。
この後、サイテッド4人はあほうどりを移動するので、ブラインドは解散してよいとのことだったので、お礼を述べてその場を辞した。
児玉さん、橋本さん大変お世話になりました。谷下田さんお昼のホットドッグご馳走さま、またいつか食べたいなぁ。辻田さん船上ではいろいろと気配りいただきありがとうございました。
一日本当に楽しいセーリングでした。ありがとうございました。
安達さん、伊藤さん、宮城さん、山賀さん今日は五月晴れのもとでのんびりとリクリエーションでしたね。
また次回海でお会いしましょう。