東京レポート 12月15日

文 鈴木克己(JBSA東京)

あほうどり年末大掃除&忘年会

日時 2007年12月15日 集合 夢の島12時、忘年会17時
天候 快晴、気温13度
風  北より、2?3
使用艇 あほうどり
参加者(敬称略)
 サイテット(10名)二瓶、竹内、橋本、坂本、竹下、児玉、池辺、松崎、辻田(安達さんの知人)、中島(鈴木の同伴者)、
 ブラインド(4名)安達、竹脇、田口、鈴木、

心配されていた天気も朝から雲一つ無い絶好の大掃除日和だ。
「もう船に行っていたのですか。この天気ならマット類もよく乾きますね」
「キャビンの荷物はさっき桟橋に並べて干しておいたよ」
「えッ!、それではキャビンやトイレの掃除、食器類の洗浄はブラインドが引き受けまァーす」

雑巾3枚はこれ、大形のポリ袋はこれ、この新しい手ぬぐいは食器用布巾代わりに、バケツはどこなどと言いながら分担が決まる。そして天井から床まで小一時間かけて一年の埃と汚れを磨きあげる。キャビンは見るほどに、触るほどに狭い空間を多目的に使えるようよく工夫されているものだと興味深い。
デッキでは金属部を確認し防水テープを巻きなおしている。竹内さんと坂本さんはウインチを分解して錆を拭き取りグリスをつめて組み立てていた。

「そろそろ荷物を入れようか」との一言で、廃棄するものを残して順序良く所定の位置に荷物を格納する。マット類の格納はまるでジグソウパズルでもしているみたいだった。この作業は、キャビン内の配置やものの置き場を知るうえで大切だ。ヨットに乗っている癖にヨットを知らないと言われないためにも必要なように思う。
最後にデッキを水洗し全員船上で写真を撮る。

「竹内さん、一度マストの天辺を触ってみたいのですが?」、本当に上るか?」、「ハイ」と言う事でハリヤードで吊り上げてもらった。
デッキから約7あたりに2ほどの金属の横棒があった。その両端にはサイドステーが張られている。この横棒に立ち上がったがまだ天辺までは手がとどかなかった。更に引き上げてもらい、ロアステーのフックを超えてやっとマストの天辺に手がとどいた。
天辺には風見鶏(カザミドリ)があり微風に向かって動いていた。高さを聞くと、ここまでで10だと返事が戻ってきた。それまでは気づかなかったが、ロープにぶらさがっていた体がマストから10ほどふわりと離れるのを感じた。「オぅー!。揺れているよ」。

15時を過ぎると風にも冷たさを感じ皆でアトリュームに戻る。
この一年事故もなく「あほうどり」で活動できました。ありがとうございました。
忘年会まで時間があったので一年を振り返り、また来年に向けた活動についての意見交換を行う。

17時。去年同様豊洲のイタリアン・レストラン「ブレッザ・デ・マーレ」に日焼けした顔が集まる。
「今年は月2回の定期セーリングに加えて毎月TYCレースに参加したのでサイテッドの皆さんには大変お世話になりました」との竹脇さんの挨拶で会は始まる。

数えてみると年間総出艇日数は40日にもなろう。自分は何日参加しただろうか。それぞれの思いが記憶を呼び戻し話が盛り上がる。話は再来年のワールドに広がりニュージーランドへ行ってみたいなと思う人は先ず手を上げる。それからどうするか考えようよ。と言うことで意見が集約された。来年のTYCはつづけたいね。もっとブラインドの参加を呼びかけようよ。今年はちょっと寂しかったのではない。などなど多様な話題で会話が弾む。
そしてブレッザ・デ・マーレの渡辺社長と今回参加した国際紙パルプの辻田さんから来年はサイテッドとして協力したいとの発言に大きな拍手が起こった。

19時、一年の思いに名残を残して、「来年も元気で会いましょう。よいお年をー」と、分かれていった。
こうしてJBSA東京の2007年の活動に幕はおろされた。

サイテッドの皆さん、そしてブラインドの皆さん今年の活動ご苦労さまでした。参加くださった多くの皆さん、心からお礼申しあげます。来年もまた元気でセーリングを楽しみましょう。ではよいお年をお迎えください。
この一年つたない報告をお読みくださった皆さんにこの場を借りてお礼申しあげます。

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