第8回TYCレース参加報告
文 鈴木克己(JBSA東京)
日時 2007年9月9日
集合 8時、艇長会議 8時30分、レース開始 10時、表彰式 13時15分
天候 快晴、気温30度
風 南4?5
使用艇 あほうどり
参加者4名(敬称略)
サイテット 二瓶、橋本
ブラインド 安達、鈴木
今回はサイテッド2名とブラインド2名の計4名でレースに出ることになった。そこで問題はスピンを揚げるか否かになった。
この風なら他艇は必ずスピンを揚げるとの前提で、そのときの手順と問題点を話し合った。結果、ヘルムスへのスキッパーから指示が途絶えた間ブラインドは艇の進行方向をキープしきれるかにかかっていることが判明した。
10時20分予定を少し遅れてレースはスタートした。あほうどりは良いポジションからスタートできた。と、その直後右舷後方から大型艇に割り込まれそのブランケットに入り艇速を落してしまった。それでも何とか立て直して上マークでは他艇と先を争った。
「スピンを上げよう」との声に二人は緊張する。二瓶さんはバウでスピンをセット。橋本さんは二瓶さんと連携作業、輻輳するシート類を処理しながら、ヘルムスに指示を飛ばしている。
「ポッ」とスピンは風をはらんで開く。とたんにあほうどりは牛が鼻取りされるように向きを変えてしまう。橋本さんから「上りすぎぃ。引け、引け、もっとぉ」の指示に「ハイ」、「ハイ」と安達さんは真剣そのものだった。このような光景がマークを回航するたびに繰り広げられた
11時58分コミッティーボートからフォーンが響きレースは終わった。
さっきまで後ろを走っていたヨットはどこへ行ったのだろう?。フォーンは聞いていない。そこに姿はなかった。間もなくコミッティー・ボートもアンカーを上げて移動し始めた。
途中ビールで乾杯し昼食をとり、次回の拳闘を誓いあうのだった。
15時15分、表彰式が始まる。
先月開かれた第7戦(保田レース)の発表があった。
あほうどり=Bクラス参加12艇中「第9位」と発表された。
続いて本日の第8戦の結果は、あほうどり=Bクラス参加7艇中「第7位」だった。
「ウーン。分母は見ないことにしよう」と言って皆で笑った。
二瓶さん、橋本さん2人しかいなかったのにスピンまで揚げて大変でした。私はスピンを使ったのはこれが始めてです。大きな収穫でした。本当にありがとうございました。次回もお願いします。
安達さん、1時間40分のヘルムスご苦労様でした。次回も挑戦しましょう。