MJCマリン賞2014 大賞を受賞いたしました!
昨年開催された「ブラインドセーリング世界選手権実行委員会」が「MJCマリン賞2014 大賞」を受賞いたしました。
マリンジャーナリスト協会のサイト
http://www.mjc.gr.jp/page6/files/a943b81b59e61244277f7f541de231fb-11.php
以下、受賞式のレポートです。
広報、町田です。
簡単ではございますが、授与式とパーティーの模様をご報告いたします。
報告;MJCマリン賞2014
表彰式
3月8日土曜日 16時より
ジャパンインターナショナルボートショー2014(パシフィコ横浜)
イベントステージにて
懇親パーティー
18時30分より
ナビオス横浜 バンケットルーム「カナール」にて
JBSA出席者:安達、秋山、マイランケ、金輪、小倉、横倉、町田
MJCマリン賞の主催者よりご挨拶と賞の趣旨を紹介され、各部門より表彰されました。
安全/環境部門で表彰された滋賀県の小学校教諭森重裕二さんは、こどもたちにライフジャケットを着用してもらう運動をひとりではじめ、いまではFacebookでの呼びかけなどをしている活動が評価されました。抱っこ紐のようなライフジャケットを着用したお母さんと赤ちゃんが登場したり、Wear it!(ウェアイット!)の合い言葉に合わせてライフジャケットを膨らませるパフォーマンスをして会場を和ませていました。
次に文化/普及部門受賞者の、公益財団法人みちのく北方漁船博物館財団の代表は法被姿での登場。復元された千石船「みちのく丸」は、 東日本太平洋岸のゆかりの港を訪問し和船の文化を伝え、また、東日本大震災の復興支援に一役買ったことも評価されました。私は青森県深浦町と佐渡島の小木で復元された北前船を見たことがありましたが、この「みちのく丸」は、全長32メートルの最大級で唯一自走可能な和船なのだそうです。はじめて陸奥湾に浮かべたときはさぞ雄大であったであろうと想像しました
そして、スポーツ/アドベンチャー部門で受賞された岩本光弘さん/辛坊治郎さんの太平洋横断チャレンジは、辛抱さんが代表して出席されました。客席にも若干の緊張が走りましたが、まず最初に岩本さんからのメールを代読され、東日本大震災のチャリティーマラソンに出場するため来日できないこと、このチャレンジをご支援くださったみなさまに感謝をお伝えしたいということなど、岩本さんらしい言葉に、もう一歩先に進まれているのだと感じました。
辛坊さんご自身は、救命ボートへ脱出するときの緊迫した様子、その際岩本さんがとても頼もしかったこと、そして誰かが救命ボートのもやいにエイトノットを結んでくれていたおかげで一命をとりとめたということ、非常用の袋に入っていたGPS,、イリジウム携帯電話、食料などを持ち出せたこと。みなさんの力によって自分は生かされた。せっかく生かされたこの命をお役に立てたいと、全身で語ってくださいました。
最後に大賞を受賞したブラインドセーリング世界選手権実行委員会は、シーボニアヨットクラブの外山実行委員長、リビエラリゾート株式会社の渡邊副社長、そして我らが安達理事長がともにステージに上がり、外山さんが代表してずっしりと重いクリスタルの楯をいただきました。外山さんは、シーボニアヨットクラブが主催となったところから、いろいろな問題をひとつずつクリアにされていったご苦労を語られましたが、世界6か国19チームが参加して盛大に大会が行われたこと、その後オリンピック誘致で話題になった高円宮妃殿下もご観覧され、選手ひとりひとりにねぎらいの言葉を掛けられ、海外の選手も大変満足して帰られたことなどを紹介されました。
マリンジャーナリスト会議代表の締めのご挨拶では、ブラインドセーリングにも言及されながら、マリンスポーツは命の危険が伴うものでるが、安全に心がければこれほど魅力的なものはないのだと総括されました。会場から温かい拍手が起こり、改めて祝辞として受け止めることができました。
授与式が終わった後、選手、スタッフも壇上に上がり、記念撮影をして解散となりました。
場所を変えて行われたパーティーでは、各々受賞者と交流をしたり、KAZI社をはじめとするおなじみのみなさまと談笑することができました。また、ヨット界の星、白石康次郎さんのスピーチや、ZAZIの体験レポーターでもある声優の雪乃さやかさんにお会いできたことも、楽しいひとときとなりました。はじめて出席した私は、最初は萎縮しておりましたが、名刺交換やご挨拶などするうちに輪を広げることができ、貴重な機会となりました。