2013年11月 JBSA東京 定期練習のレポート
東京支部からの11月17日(日)の活動報告を申し上げます。
・参加者 (敬称略)
サイテド :橋本、谷下田、小柴、三場
ブラインド:安達、Mr./Ms.福井(体験)、湯川
・天候 <東京港波浪観測所(第1防波堤南端)のデータ>
快晴、風向 北⇒北北東⇒北東⇒東北東⇒南 風速 1,8米/秒⇒13,1/秒
潮汐 満潮:10時32分、干潮:16時12分
・行動記録
10:17 出艇
10:50 メイン・セイルをアップして、東南東方向に機帆走
11;17 120度方向に向け帆走開始。平均風速1,8米/秒、最大風速2.3米で海面鏡の如く波は無し。
11;24 再び機帆走に戻る。
11;34 エンジンを停止しジブ・セイルもアップし、風を求めて90°千葉方向を目指して帆走するが、やはり無風に近し。
12:28 ジブ・セイル収納。
12:44 First1と遭遇しエール交歓
13:00 Mr.福井がヘルム担当するも無風で の漂流状態が続く。
13:40 安達さんヘルム。状況変わらず超平穏状態継続。
13:50 急に風やや上がり、再びジブを張り300度方向へ。兎が跳び始めてウネリも加わり、コックピットでシャワーを浴びる。
14:00 湯川ヘルム。風速更に上がり10米超となり、風向は東北東から南に変わる。
14:35 谷下田さんのヘルム、三場さんのメイン・トリムで快走。
14:55 橋本さん、福井さんのヘルムで京葉線の鉄橋を目指し、やがてべアしてフリーで帆走。
15:05 セイル・ダウンし機走に移る。
15:25 着艇
文字通りのインディアン・サマーの誠に心地よい晴天に恵まれたものの、そのためか風は無風に近い状態で出艇。
過半の荒天下レースで、不幸にも事故に遭遇された、停泊中のVEGAIII号の傍らを通過し弔意を表する。
いつもどおり京葉線のガード下を抜けて若洲の風力発電のプロペラを見ながらセールをアップし、東南東に向け30分程機帆走した後帆走に移るが、風速は2メートルあるかないかの軽風で海面は鏡のようで、ディズニー・シーの火山の煙も汽船の三本マストから昇る煙も真上にまっすぐゆるゆると昇る。あほうどり号も漂うのみで、時には後退も見せる。
やむなく機帆走に戻り、風を求めて東南東、千葉方向に向かうが残念ながら期待した風は得られない。
やがてジブ・セイルもあげて帆走すると僚船ファースト1号に出会いエールを交歓するが、さすがの名艇にもスピード感はない。
昼食後、体験乗艇の福井さんを初め、ブラインドが交替でヘルムをとるが、ほぼ漂流状態を継続していたが、西進する間に、14時丁度に唐突に風が上がり、10メートル超のストロング・ウィンド(雄風)となった。
やがてウネリも少し加わり、午前中には夢想もしなかったスプレーも頭からたっぷり味わわされた。
日本海にあった低気圧が東進して太平洋上に抜ける夕方頃、強い雷雨と強風発生の可能性ありとの予報であったが、かなり早く東進して季節離れの強い南風を呼込んだようだ。
お蔭で、のんびりした軽風の朝と対照的なヒールとスピードの雄風の午後との双方を味わえた幸多き恵まれた一日に感謝し、あほうどりに一礼して散会しました。