2013年8月 JBSA東京 定期練習のレポート
東京支部から8月4日(日)の活動報告を申し上げます。
参加者(敬称略)
サイテド :橋本、谷下田、小柴
ブラインド:大矢、湯川
天候:晴、風向:南南東~南 風速:6,6m/s~10,4m/s (東京港波浪観測所のデータによる)
久しぶりの爽やかな夏空に、これも久しぶりの心地よい風。
心躍らせて10時18分出艇。京葉線のガード下を過ぎれば、軽く「兎の跳び」始める南風に、若洲の風力発電のプロペラが軽やかに回転するのを望見して、10時53分にメイン・ジブセールをアップし、スターボード・タックのクローズ・ホールドで快適な帆走開始。
本日、入会を決められ、今後、長途、長野から参加される大矢さんが、早速、ヘルムに当たられ、風速7メートル程の和風の中、1時間ほど奮闘される。フレもあって、面舵・取り舵にやや苦労されるが、スキッパーのタイムリーな修正オーダーを受け、適切に反応される。その頑張りと集中力をもってすれば、やがて滑らかなセーリングを展開されよう。
11時46分、方位190°で木更津方向に向かいながらタッキング、方位240°で、頻繁に離着陸機が行く羽田空港方向に進み、更に風速の上がる中でタッキングして、9時方向に久しぶりで風の塔を近くに眺めて快走。13時丁度には風速10,2メートルに至る。
東京灯標での観測が廃止されて以降、移管された東京港波浪観測所は、中央防波堤に位置しているので、より南に位置したあほうどり号は、更に良い風に出逢っていたのだろう。
昼食を挟みながら、本日は湯川を除き交替で舵取りに当たったが、その間、コロンビア大学ビジネス・スクールで紹介されたスティーブン・キャラハンの大西洋76日間の漂流記やコンティキ号漂流記に話題が集中する。今後、遠洋航海を目指されておられます会員の皆様、どうか漂流記の上梓はなされませんように。
13時にタックしてビーム・リーチからブロード・リーチで快走して北上し、14時にジブ・セールを収納して機・帆走に移る。
14時50分、マリーナで燃料補給の直前、残念ながら不意にクラッチ・ケーブルに不具合が発生してクラッチの稼働が全く不可能となり、即座の修理も不能と判定され、不本意ながら曳航を受けて、15時35分帰着しました。
大矢さんは、今後、月に一回、定例のセーリングに参加される予定です。
皆様の絶大なご支援をよろしく願いいたします。