2012年7月 JBSA東京 定期活動のレポート 

7月7日の京支部の活動報告をお送りいたします。
今回も、湯川さんからご提供いただいたセーリング日誌を元に伊藤が書かせていただきました。
湯川さんには心より御礼申し上げます。

参加者(敬称略)
サイテッド 小柴、橋本、三場、谷下田
ブラインド 安達、長谷川(体験乗船)、湯川、伊藤

天候 曇り、午後小雨
風 北⇒南南東⇒南⇒東北東 風速 毎秒0,5メートル~4,8メートル
東京港芝浦の満潮6時及び20時、干潮13時

朝から雲が低く垂れ込める蒸し暑い梅雨独特の天候の下、10時20分、出艇。
早速、安達理事長は初参加の長谷川さんにヨット、JBSAについて説明してくださっている。

強い引き潮に乗って航行し、
10時50分 セイルアップ。湯川さんがハンディー風速計を取り出して計測してくださる(この時点の風速:毎秒10㎝~30㎝)。
11時36分 ブローを求め、14時方向にディズニーシーを見ながら機走。

但し、風は止み、風速毎秒60センチ程度で、やがて無風となる。視界は悪い。
谷下田さんが「霧などで周りが全く見えない時は、総員無言でじっと耳を凝らして情報を収集し危機を回避するのだよ」と話してくださる。私にも200メートルくらい離れた所をクリーミーな空気に包まれて、ふわっと現れては消えて行くように走る大型船の姿が不気味な物として眼に映った。

小柴さんが長谷川さんにキャビンの中を案内してくださる。エンジンカバーまで外して細部まで見せてくださった。
やがて腹時計が正午を告げる。谷下田さんが昼食の支度に取り掛かるが、食器が汚いのに気が付く。だが、常備してあるはずの洗剤がない。
思案した挙句、江戸前の塩水で清める事を決断。ロープに結ばれたカップ、フライパンなどが次々と東京湾の磯の香りの中に消えて行く。
数分後、引き上げられて再びお目にかかった時には、きれいになっていた???。
でも、巨匠谷下田さんのカルボナーラ、オニオンスープを口に運ぶ頃には器のことなど記憶の外に行ってしまった。(下船後、湯川さんが食器類を洗剤でピカピカに磨いてくださいました。次回乗る方、他の支部の方々ご心配ご無用です念のため) 

12時54分 雨が降り始める
13時00分 長谷川さんヘルムスを担当、橋本さんの指導を受けながら多少緊張気味な面持ち、けれども初めてにしてはなかなかの出来。
長谷川さんはマストトップの風見鶏、角度計が見える程度の弱視だが視野が狭いのだそうだ(長谷川さんは活動終了後、安達理事長に入会を願い出ておられました。東京支部に頼もしい人が加わる事になりそうです。万歳)

午後になったら、三場さんが俄然張り切り出して作業に励んでくださる。
東京支部のアットホームな雰囲気に、だいぶ溶け込んでこられたようだ。
13時50分 無風状態継続の上、降雨強くなりセイルをダウンし機走で帰港開始、雨・風次第に強くなる。
14時45分 着艇あほうどりに今日の無事を感謝して解散。
皆様、お疲れさまでした。