活動報告 2025年1月25日 JSAF加盟団体代表者会議と新年会

活動日:2025年1月25日
イベント名:JSAF加盟団体代表者会議と新年会
事業種別:広報事業:
活動種別:会議
担当支部:本部
使用艇:なし
参加ブラインドの名前:森崎,殿垣内
参加サイテッドの名前:秋山,中尾,荒木
会員数:5
体験者数:0
その他:0
合計参加者数:5
開始時刻:11時
終了時刻:19時
天候など:天気は晴れ。気温は9度。

活動のようす:本日は、日本セーリング連盟(JSAF)の加盟団体等の代表者会議が、信濃町で11時から16時まで、まずおこなわれました。これには、理事長森崎さんと、監事荒木さんがご出席くださりました。
JSAFの各種委員会からの報告や、加盟団体等からの活動報告などが行われる、年に1度の会議です。長年、秋山さんがご担当してくださっておりましたが、昨年より、理事長森崎さんが、荒木さんサポートと共に、ご参加いただいています。
さらに今年は、事前にJBSAもレポートを作成し、壇上で森崎さんが発表していただき、JSAF会長の馬場さんからも、後ほど、このことについてのお声がけをいただくなどしました。
これは、荒木さんご提案で急遽、JBSAもなんか言おう!ということで、大急ぎで原稿を、森崎さん、荒木さん、殿垣内で作成しました。まあ、私が作成したところは、また波紋をよびそうなのでカットとなりましたが
私はこの会議には出ず、秋山さん、中尾さんと、新年会から合流したため、会議の詳細は不明ですが、最近、JBSAはさまざまなところでがんばって露出し、主張し、宣伝し、ここ数年、ヨット界での認知度もあがってきました。
昨年は、非常に多くのかたをご紹介いただき、この1年でネットワークがだいぶひろがりました。
今年は、私は数名、どうしてもご挨拶させていただきたいかたがいましたので、秋山さんにお願いして、ごったがえす会場を秋山さんの腕にしがみつき、白杖片手に、そしてもちろん、名刺は1秒で出せるよう万全に準備を整え、いざ、目的のかたのところへ連れて行ってもらおうとしましたが、いかんせん、秋山さんはあまりにも有名人すぎて、色々なかたがご挨拶をされるので、なかなか目標人物に到達するのが大変でした。

二年前、JBSAとして落水社救助訓練をおこなったことをご記憶ですか?ルミナスとあほうどりで実施して、かなりおもしろいイベントとなったと思います。
日本にISPAという、ヨットの教育システムを導入された岡田さんというかたがいらっしゃるのですが、そのかたにご協力いただいて、ブラインドセーリング向きのマニュアル作成をお手伝いいただきました。
ルミナスでは、実際に海に人が浮いているショッキングな写真入りの報告書が流れ、この本物の水死体のような人はだれだというようなものもありましたが、当時の参加者は、大変良い経験をされたようでした。
あほうどりでは、波高く、風強い中、ダンブイを回収する練習を、かなりハードにおこないました。参加者はみな、興奮。ものすごく楽しい練習となりましたが、なかなか回収できず、あとでGPSの航跡マップをみたら、どんどんディズニーランドのほうへ流されていくダンブイを、あほうどりは、あっちへタック、こっちへジャイブと追っかけていたことがわかり、落水したら、あっという間に遠くへ流されてしまうのだということを体験しました。
その岡田さんにお会いでき、短時間でしたがテーブルにきてもくださって色々お話しできたのも楽しかったです。

そしてなんといっても、副会長の舩澤さんへのご挨拶。まさかの同い年で大いに私は親近感を抱きました。JSAFの関連するミーティングなどで、数回お会いしたことはあり、とても優秀なかただと思っていたので、65歳ぐらいのかたなのかと想像していたら、同い年とは思えないこの出来の違い。
オリンピック銀メダリストの岡田さんもご紹介いただき、今後はご後輩へのご指導をされるとのことでしたので、ぜひJBSAにもお願いしますとお伝えしてきました。
新年会は、会長や来賓のかたなどのご挨拶、表彰式、乾杯、歓談タイムとなるのですが、この歓談タイムに入ったとたん、バイキングにみんな殺到。
食べ物に殺到するグループと、ご挨拶をしてまわるグループに分かれるのですが、私たちは後者を選択した結果、料理を取りに行った時には、残骸のみという感じで、秋山さんは残念そうでした

新年会終了後は、JSAFパラセーリング委員会の前委員長高間さんと私たちで、新丸ビルにある、アメリカンなお店で森崎さんの新幹線の時間まで歓談。楽しく有意義な時間でした。この怪異号への出席が、JBSAにとって良い効果をもたらすよう、お知り合いになられたかたがたと、大切にお付き合いさせていただきたく思います。

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ところで、この報告書をお読みいただいているかたのなかには、こんなことする必要あるの?と思われるかたもいらっしゃるかもしれません。あるいは、自分には無関係であると思われるかたもいらっしゃるかもしれません。
JBSAが30年も続いてきたのには、理由があります。
まず第一に、いつも安定的に活動してくださる、ブラインドとのセーリングに情熱的なサイテッドの皆さまがいて、ヨットが大好きなブラインドがいたこと。
もちろん、全日本などのレースの運営や、選手として参加してくださった方々も、重要です。
第二に、安全に活動ができるよう、人知れず、メンテナンスをしてくださっていた方々がいらっしゃったこと。
第三に、任意団体時代もNPO法人時代も、組織運営をおこなうために事務などの作業をしてくださっていた方々がいらしたこと。
第四に、人的ネットワークを広げ、時には政治的活動をし、ヨット界でJBSAが認知され、多くのかたからご協力をしていただきやすいよう活動してきてくださったかたがたがいらしたこと。
こうして初めて、ブラインドが当たり前にヨットに乗れる場であるJBSAという団体が、存続してきました。

JBSAには、私がしつこく記しています理念がありますが、現状では、この、ブラインドが自分の船として気楽に乗れる場所であるJBSAという団体を、何が何でも維持し、発展させていただくことが、今は最優先の目的と考えています。ここを失ったら、日本でブラインドがキールボートに自由に気兼ねすることなく乗れる場所はなくなるといっても過言ではありません。一部のかたは、ご理解あるかたのヨットに乗せていただくことは可能ですが、まだ出会わぬ視覚障がい者が、簡単に、ここの扉を叩けば、容易にヨットに乗れる場所を、是非みなさま、維持・発展できますよう、引き続きご協力をよろしくお願いいたします。

報告書作成者:殿垣内大介