第16回 全日本ブラインドセーリング選手権 帆走指示書(SI)
[DP]の表記は、その規則の違反に対するペナルティーをプロテスト委員会の裁量により、失格より軽減することが出来ることを意味する。
[NP]の表記は、艇は、他艇の規則違反に対し抗議できないことを意味する。(RRS 60.1(a)
変更)
[SP]の表記は、レース委員会が審問なしに標準ペナルティーを適用することを意味する。レース委員会は、 抗議することもでき、その場合は審問を経てプロテスト委員会の裁量でペナルティーが決定する。
1.適用規則
レース公示記載の通り。
2.帆走指示書の変更
1)帆走指示書の変更は各レース日の最初の予告信号の60分前までに公式掲示板に掲示される。
2)レース日程の変更は、前日の18:00までに公式掲示板に掲載される。
3)海上において変更する場合は、本部艇はL旗を掲揚し、予告信号前に口頭により、各艇に通告する。
3.選手とのコミュニケーション
1)競技者に対する通告は、レース本部(三河みとマリーナ・ミーティンルーム前)に設置されたポールおよび公式掲示板により行われる。
2)レース中は緊急の場合を除き、艇は、音声やデータを送信してはならず、かつ、すべての艇が利用できない音声やデータ通信を受信してはならない。
4.行動規範
1)[DP] 競技者および支援者は、レース委員会からの合理的な要求に応じなければならない。
2)[DP] 競技者および支援者は、主催団体によって提供された、装備の取扱い及び提供される広告の掲載を、その使用に関する指示に従い、その機能を妨げることなく、実行しなければならない。
5.陸上で発せられる信号
1)陸上で発せられる信号は、レース本部に掲揚される。
2)回答旗が陸上で掲揚された場合、レース信号『回答旗』中の「1分」を60分以降と置き換える。
6.レースの日程
10月26日(土) 11:25 最初のレースの予告信号
引き続きレースを実施する。
15:30 を過ぎての予告信号は発せられない。
10月27日(日) 09:25 最初のレース予告信号・
引き続きレースを実施する。
13:00 を過ぎての予告信号は発せられない。
7.[DP] レース旗
レース旗はJBSA旗(小)とする。レース旗は、レース中はバックステーに掲揚し、その位置は下端がデッキから1.5m以上とする。
8.レースエリア
三河みとマリーナ沖
9.コース
下部 [図1] 参照。
注:コース内のマークの形は帆走指示書10記載のとおり
10.マーク
マークは次の通りとする。
1)スターティング・ラインおよびフィニッシング・ラインに位置する本部艇または運営艇および円柱黄色ブイ。
2)円柱黄色ブイは、風上回航マーク①および風下回航マーク②。
なお、各マークには、①,②の記載はない。
11.スタート
1)レースは、RRS26を用いて、全艇同時にスタートとする。
2)予告信号はスタート信号の5分前に音響信号1声と共にJBSA旗を掲揚する。
3)スターティング・ラインは本部艇のオレンジ旗を掲揚したマストまたはポールと反対側となる円筒形のブイの間とする。
4)スタート信号から4分経過後にスタートする艇は審問なしにDNSと記録される。(付則A5.1とA5.2変更)
なお、予告信号が発せられた後は、“レース中”となり、エンジンを停止し、船外機をアップした状態としなければならない。
12.(個別)リコール
リコールの場合には、本部艇は音響信号1声と共にX旗を掲揚する。
X旗は全リコール艇がスターティング・ラインまたはその延長線のプレ・スタート・サイドに完全に入るまで掲揚している。
但し、X旗はスタート信号から4分経過後に降下する。
13.ゼネラルリコール
ゼネラルリコールの場合には、本部艇は音響2声と共に第一代表旗を掲揚する。
次の予告信号は第一代表旗を降下(音響信号1声)1分後に発する。
14.コースの次のレグの変更
次のレグを変更する場合には、先頭艇がレグを帆走する前に回航マークにおいて、運営艇がC旗を掲揚し、反復音響信号を発して、次のマークのコンパス方位を掲示する。
変更したマークは黄色棒状である。
但し、次のレグの短縮または延長については掲示しない。(RRS33の変更)
15.フィニッシュ
フィニッシング・ラインは本部艇または運営艇の青色旗を掲揚したマストまたはポールとライン・マークの間とする。
16.ペナルティー方式
失格に代わる罰則として、RRS31.1ならびに、RRS第2章の規則違反は1回転ペナルティーとする。(RRS44.1およびRRS44.2の変更)
17.タイムリミット
RRS28.1に従ってコースを帆走したトップ艇のフィニッシュ時刻から20分以内にフィニッシュしなかった艇は、DNFと記録される。(RRS35・付則A4およびA5の変更)
18.抗議・救済の要求
1)抗議・救済の要求はRRS61およびRRS62に従い行うこと。
2)抗議する場合は、最初の適当な機会に「プロテスト」と声を掛け、赤色旗を目立つように掲げなければならない。また、フィニッシュ後、直ちに本部艇または運営艇に口頭で抗議の意思と相手艇のボートナンバーを申告しなければならない。(RRS61.1(a)の変更)
3)抗議・救済の要求は、抗議締切り時間内にレース委員会に提出しなければならない。抗議締切り時間はその日の最終レースが終了し、全艇帰着確認後30分とする。但し、救済の要求の締切り時間はRRS62.2参照のこと。
注)審問要求書等の所定の用紙はレース委員会で入手できる。
4)抗議・救済の要求に関わる事項(抗議の当事者・証人・審問の開始予定時刻と場所等)は抗議締切り時間後1時間以内に公式掲示板により通告する。抗議の当事者ならびに証人等は指定された日時にレース本部の前で待機すること。
19.得点・順位
RRS付則A4低得点方式を適用する。
但し5レース以上完了した場合は、シリーズで最も悪い得点を除外することができる。
20.[DP・NP] 安全(ライフジャケットの着用)
乗員は、全員、艇がバースを離れてから帰港してバースに着くまでの間、ライフジャケットの着用をしなければならない。(RRS40の変更)
21.公式運営艇(識別旗)
1)本部艇・運営艇:ピンクのフラッグ
2)ジュリーボート:白旗に黒でJURY
22.[DP・NP] 艇の調整の制度
レース艇は、次の場合を除き、貸与された時の状態で使用し、如何なる調整をも行ってはならない。
1)艇に風見(紡ぎ糸や、より糸を含む)を付けること。
2)艇体を水洗いすること。
3)バックステー及びブームバングを調整すること。
23.[DP・NP] サイテッドスキッパーの義務
1)各艇のサイテッドスキッパーは、毎回、出艇する時と帰着した時には、レース本部にある所定の申告書に記入し、同本部に提出しなければならない。
2)各艇のサイテッドスキッパーは、艇体および備品等が損傷または紛失した場合には、当該レース終了次第、海上においてピンクフラッグをバックステーに掲揚して、 その旨をレース委員会に直ちに報告し、レース委員会の指示を受けなければならない。
24.賞
1位~3位のチーム(全員)に賞を授与する。
25.ごみの処分
[DP] ごみの処分
レース艇から出たごみは、海上で投棄せず自艇で所持し続け、持ち帰り、陸上で処分しなければならない。
26.レース本部(三河みとマリーナ・ミーティングルーム)
開設時間: 10月26日(土) 08:30~18:00
10月27日(日) 08:30~15:00
電話番号: (080-6580-1932)荒木裕実 携帯
以上
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[図1]コース:コースは4レグコースとする。
スタート → ① → ② → ① → フィニッシュとし、マークを左舷に見て回航(反時計廻り)する。下図を参照のこと。