活動報告 JBSA東京 2023年9月17日 定期活動
活動報告 JBSA東京 2023年9月17日 定期活動
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【活動日】2023年9月17日 日曜日
【参加者】8名(順不同敬称略)
ブラインド:佐藤,水田,殿垣内
サイテッド:三場,荒木,古庄,副田,体験者
【使用艇】あほうどり(東京夢の島マリーナ)
【天気】曇りのち晴れ
【気温】34℃
【風速】15から17ノット程度
【航行時間】10時17分出港 14時51分帰港(4時間34分)
【航行距離】約29.59キロメートル
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【連絡事項】
● エンジンスタートボタン相変わらず不調
● ジフファーラーの巻が足りない問題ファーラーロープ調整
● リーフィングタイ用材料としてオリーブフックとショックコードを購入
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【活動のようす】
● 訓練の概要
9月17日のあほうどり定期活動では、荒木さん手製の「ダンブイ」を使用して、ISPA方式の落水者救助訓練もおこなった。
ダンブイとは、1.5メートルほどのパイプの先端に赤い旗がついており、落水者がでたらすぐに近くへ放り投げることで、位置を把握しやすくする救命補助具のひとつ。
荒木さん制作のダンブイは、風速7から8メートル、うねりは0.7メートル程度ある曇りの東京湾でも、まっすぐに立ち、遠方からの視認性も高い素晴らしいものだった。
しかしこれはルミナス用なので、ダンは荒木さんと一緒に三浦半島へ帰っていった。
● 訓練の様子
海への投下は3回。最初は佐藤さんが、掛け声とともに投下。荒木さんがISPA方式で近づき、古庄さんが回収。しかし容易ではなかった。
その後、とのがいちが投下し、古庄さんが挑戦。ISPA方式では、メインは引き込んだまま、ジブシートも落水時のクリート位置のまま操船をおこなうため、つい、通常どおりにセーリングしようとしてしまうと、著しく失速し、例えばスタボー状態でのぼろうとしてティラーを押すと、ヒーブツーになってしまい、8メートル前後の風の中で、ぴたっと停船してしまう。
「そえださーん、だめだー。交代してー」と古庄さん。
しかし交代したそえださんも、やはり通常どおり操船しようとして失速、ヒーブツーで停船。
偉そうにスタンで見ていると、まず、走らせて速度をつけることが大切なのだが、マニュアルどおりにはいかず、難しそうだった。
最後は荒木さんが、あのダンブイは持ち帰りたいと再び操船するが、どうにもマニュアル通りうまくいかない。結局、メインやジブも調整しながらなんとか回収した。
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皆様
お疲れ様です。ミズタです。報告します。
本日も風あり、うねりあり。
このところ練習日はいつも風が吹いている。
アロハ&タヒチアンフェスタ開催ということで南国音楽が我々を迎えてくれた。
・落水者 救助練習 詳細殿垣内さん記載
難しそう。
荒木さん手本の後、古庄さん副田さんトライ。
ポイントは操船者が 救助者をずっと見ていると想定コースから外れてしうのでウォッチ者からの位置情報で判断することが大事とのこと。
サイテッドの体験者さんが的確な位置をよく通る声で伝え大活躍した。
私は人知れず 船酔いしてました。
タック、ジャイブ、急停止する、救助者までのコースがイメージできてないので予測買いの動きで酔いがすすんだ。
ついでに私の帽子も落水した。結構近寄ったが届かずあきらめた。
・往路
体験者さんティラー体験。副田さんから基礎を教わりながら進む。
体育会系ウェルカムとは言っていたがハードな1日だったと思います。
佐藤さんシングルハンド初トライ。早くも一人操船しています!荒木さんから伝授。
・復路
爽快に帰りましょうとコース取り。
うねりではサーフィング練習。前回より少しできた。
救助練習時はうねりが嫌だったが今はうねりが大きい方が楽しい。
・アフターセーリング
佐藤さん QRオーダー初トライ。
ロービジョンには難しいのです。私はまだ出来ません。
体験者&挑戦者の日でした。
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● 訓練の分析
後で録画した動画を見てみると、ジブシートが裏ジブになるようにクリートされていない時があるなど、マニュアル通りにできていなかったところもあったが、なんといっても、航跡マップを見て驚いた。
本メールに添付してある、手書きの航跡が、ISPA方式の描かれるべき航跡なのだが、実際の航跡をみると、ジグザグにジャイブを繰り返しながら、あほうどりは北上している。
おおよそだが、15分間練習中に600メートルほどディズニーランド方面へダンブイは流されており、これをあほうどりはおっかけていたことがわかった。
あと、20分も放置しておけば、ダンブイは無事にディズニー島に漂着したかもしれない。
落水者は、浮いていたとしても、波の高さで見つけにくいという話は何度も聞いてきたが、さらには、このような速さで流されてしまうことも考えると、改めて落水の危険性を感じることができる貴重な体験をさせていただけた。
● ルミナスでも挑戦
その3日語に、私はシーボニアのルミナスで、少し補正されたダンと再会。荒木さんより、ダンブイのテストをしておくよう依頼されていたので実施。
秋山さんと菊池さんはさすが。安西さんが側面で簡単に回収。
私も秋山さんのガイドのもと操船。個人的には見事3メートルぐらい近くでヒーブツーで停船できたのでお見事と思ったが、「はい。救助失敗」と秋山さんに言われた。
あほうどりメンバーの名誉のために記しておくと、東京湾の天候とは大きく異なり、風は3メートル前後、うねりはなく海面は静か。
さらに、あほうどりよりひとまわり小さいJ24はクイックリーに操船できるので、前提条件がだいぶ異なる。
しかしこれは、ヨットを速く走らせる練習や、のんびりデークルージングを楽しむのと同様に、練習自体も楽しいものであったため、「救助訓練」とかたく改まらずとも、気軽に日頃の活動の中でも、いかにうまく拾えるか、トライしてみるのも良いと思った。
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ブラインドセーリング参加体験
体験者より
「とにかく面白いんです!」と、どっぷりブラインドセーリングに嵌っている元同僚の佐藤さんに誘っていただき、今回の参加させていただきました。
とは言っても私はマリンスポーツの経験ゼロ。当日は波が高めだったそうなのですが、海を熟知した皆さんのおかげで安心感がありました。少し操縦もさせていただき、風と波を感じながらこまめに動かす難しさと面白さを知りました。
今回は特別に落水練習もありました。浮き輪が付いたポールを落水者と見立てて、救助する練習です。とても難しくて、なかなか思ったように近くに行けない。しかし手順を踏みながら何度目かのトライで、救助?することが出来ました。それはポールなのに感動的ですらありました。
セーリングの後は、アフターセーリングという名の飲み会にも参加させてもらいました。皆さんのリア充ぶりが眩しく、とても楽しい時間でした。
私にはブラインドの方々とフロアーバレーという競技をやっていた経験があります。所謂バレーボールと大きく異なるのは、視覚障碍者と晴眼者、両者の特性を活かしながら戦うという点です。ブラインドセーリングもきっとマリンスポーツの中でも、独特な味わい深いスポーツなのだろうなと1日体験を通じて感じました。
皆様、大変お世話になりありがとうございました。