活動報告 JBSA東京 2023年6月25日 TYCレース第4戦

東京支部 菊池です。
TYCレース(ジューンレガッタ)の報告をさせていただきます。

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【活動日】2023年6月25日日曜日
【参加者】7名(順不同敬称略)
ブラインド:小倉,菊池,金子
サイテッド:児玉,やげた,安西,副田
【使用艇】あほうどり(夢の島マリーナ)
【天気】晴れ
【気温】30℃
【風速】1から4メートル
【航行時間】9時54分出港 16時20分帰港(6時間25分)
【航行距離】約29.82キロメートル
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【連絡事項】
●出港前異常なし
●燃料、ポリタンクから補充
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TYCレース報告書

8時20分新木場駅に集合し、児玉さん谷下田さんの車に乗ってマリーナに向かい、それぞれ事前のタイムスケジュール通りに行動。

あほうどりをゲストバースへ移動させたところからラッキーかアンラッキーかの運命が私には何度も訪れたのである。

ゲストバースに着けるとき、副田さんが舵を取り、バウの舫は菊池、スタンの舫は安西さん。いざ、降りて舫を決めたのは良しとしましょう。

OK!と安西さんから指示が出てあほうどりに乗ろうとしたときに片足をヨット、そしてもう片方の足の横をふと見降ろしたら、なにやら黒い渦巻が…。ラッキーなことにその後のレースが悪臭騒ぎにならずに済みました。デッキブラシで豪快に吹き飛ばしときました。安西さんがね。

艇長会議や盲導犬を預けている間、あほうどりでのんびり早めのお昼ご飯のおにぎりを食べながらゲストバースに残っていた菊池と副田さんで束の間の静かな時間のおしゃべりタイム。

しばらくして、艇長会議を終えた児玉さんが来て、「恵子ちゃんと真実ちゃんでじゃんけんしたか?」の掛け声。

4レグ行われるレースに向けてヘルムスマンを前半・後半で分けるための順番をきめるためである。新木場で言われていたけど私は、やりたくないので小倉さんに譲ったけどそれは許されなかった。なんてこった。

しばらくして、児玉さんは、いつものように他のヨットに遊びに行ってしまって、盲導犬を預けて戻ってきた金子さん、小倉さん、谷下田さんがやってきた。さあ、出ようか!としたけど児玉さんが戻ってこない!ゲストバースから見えるTAISHOUに叫ぶのは無理があるから、谷下田さんが指笛で呼び続けてくれたら戻ってきた。(そういや、昔から夢の島で指笛が響き渡っているときは、谷下田さんが児玉さんを呼ぶときしかないなぁ。他に似ている音といえば、警備艇の笛くらいかな。)

あほうどりの舫を解きレース海面に向かおうとしたときにも児玉さんのじゃんけんしたか?が響き渡った。勝てばのんびりできるかなと思ったら

見事じゃんけんで勝ってラッキーと喜んだが、児玉さんの「じゃあ、真実ちゃん舵もちな!」のひとことでアンラッキーとなった。思わず水門にぶつかりそうになったのは心に閉じ込めとこう。

そんなラッキーとアンラッキーが交差するレース前の心情とは裏腹にお天気は真夏の入道雲があり、眩しい青空が広がる快晴。

メインセールをアップして遠くに見えるレース海域まで機帆走で向かい、レース開始15分前の10時45分に到着。

風を確認し、本部船とリミットマークのスタートラインを確認したあとエンジンを切り、走らせて10時55分レース5分前信号が鳴り響く。

船頭が多いから、右耳の補聴器でしか聴こえない私には頭をフル回転して、他艇から聞こえる声とあほうどりのなかから聞こえる数々の言葉を頭のなかで仕分け作業してレース前に体力消耗しそうであった。眩しさにもぶっ倒れそうで、夜にレースしてくれないかなと叫びたくなるけど青空のレースも嫌いではない。

1分前になり、本部船からスタートラインをなぞるようにギリギリを走らせ他のヨットを抑え込み見事に上ってジャストスタート。

1レグ上マークを回るときに混乱が生じた。

当日、満潮時間に重なり早い潮の流れがあり、マークに引き寄せられるのがわかっていたために少し間を取って回ろうとアプローチして落としかけていた時に一艇入れないであろう隙間に非権利艇である相手艇が、内側に突っ込んできて、相手艇がマークタッチしながら抜けてった。向こうのヘルムスマンがパニックになって「落として!!」と私たちに叫ぶが、私たちと相手艇はぶつかっるのを両艇のクルーが必死に抑えてるのが見えてないのか、ヘルムスの私が「落としたらだめだ!!」と叫んだら「間違えた!!ごめん!!」と返事が来たりと、怒号が激しく飛び交う混乱であった。私たちは相手艇に対してクリアスターンになったけど、マークを回れないから落として一回転し、マークをクリアできる位置までにポートクローズホールドで上って、そのあとマークを回るためにタックしたが、タックが速いためにマークとの余地がなくマークタッチをした。

その後、下マーク手前でマークタッチ解消をするために360度回転をした。

次のレグからフィニッシュまでのヘルムスは、小倉さん。メインセールトリムは、スタートからフィニッシュまで金子さんが担当。

小倉さんにティラーを託して、バウのマスト下に行き休憩。いやーすごくスイスイ綺麗に進むあほうどりに感動。タックもジャイブもしなやかに操船する小倉さんのティラー捌きに毎回学ばさせていただいています。

ポートジブ担当はアロハシャツ着た谷下田さん。スタボージブ担当は副田さん。艇長兼スキッパーは児玉さん。バウマンは久しぶりのあほうどり参加である安西さん。

最終下マークを回ってフィニッシュに向けて本部船とリミットマークを目視確認。12時の方角にリミットマークがあるためまっすぐ進むが潮で押され気味となり、近づいたころにはリミットマークは14時の方角。そこでタックをしてポートで上って行って、9時にリミットマークを確認し少し走らせ、タックをしてスタボーでフィニッシュラインを13時47分に通過してレース終了。

着順6艇中4位、クラス修正6艇中3位、総合順位23艇中19位。

お疲れ様の乾杯をして、小倉さんの手作りチーズケーキを食べて楽しくおしゃべりしながら、橋をくぐる前14時54分メインダウンして帰着。

帰りは、新木場駅ひもの屋でアフターをしてから笑顔でバイバイ。

ジューンレガッタ参加された皆さまお疲れさまでした。

次回参加される皆さま、楽しく頑張ってください。

菊池 真実