活動報告 JBSA東京 2023年3月19日 TYCレース第1戦

活動報告 JBSA東京 2023年3月19日 TYCレース第1戦
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【活動日】2023年3月19日日曜日
【参加者】8名(順不同敬称略)
ブラインド:小倉,水田,殿垣内
サイテッド:橋本,児玉,北田,副田,永井
【使用艇】あほうどり(夢の島マリーナ)
【天気】晴れ
【気温】12℃
【風速】1から5メートル
【航行時間】9時14分出港 14時20分帰港(5時間6分)
【航行距離】約32.16キロメートル
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【連絡事項】
● ポリタンクの燃料で給油
● ポリタンはカラになったので次回以降補充
● バウハッチのハンドル部分を分解して雨漏り補修
● 下記永井さんレース後に作業の内容
・スタンライトの結露防止に、蓋を解放しゴムパッキンにシリコングリスを塗布。接触不良が有ったので、ベースを1度外し、固まっていた配線コードを動く様にして、コーキング材を間に入れて再度ネジ留め。点灯を確認して、蓋のネジと縁をコーキングした。
・バウライトも点灯確認後、蓋のネジとベース周りをシリコンコーキングした。
・フェンダーのロープを2ヵ所端止め処理。
フォアガイのロープのスレた部分をカットし端止めして、フックにアングラーズループノットで結びつけた。
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【活動の様子】

色々なかたからのお話しからすると、今日、あほうどりは10年以上ぶりにTYCレースに参加復帰した。

微風レースのダウンコースで苦戦するも、あほうどりが参加したクラスでは、9艇中6位。あほうどりはレースに向かないと言われている船体で、8名も乗り、ブラインドがティラーとメインを担当し、スピンも使わず、練習も1回で、これでこの成績は、かなり良いのではないだろうか。

しかもスタートマニューバリング中、本部艇の旗は障害物で見えず、音響信号も聞こえず、いったいスタート何秒前なのかわからず、最後に聞こえた音響信号は、これは3分前だという人もいれば、いや10秒前だという人もいたのに、なぜか完璧なスタート。

スタート後は、他の艇とせりあい、カミから寄せてきた艇に対して、「しも!しも!」とみんなで権利を主張し、最高の滑り出し。私も生まれて初めて、「しも!しも!」と大きな声で言ってみた。それですーっと離れていってくれたのだが、気分がいい。

もっともレース後半で、微風でふらふらのあほうどりが、スタボー艇の前をよけられず横切って進路妨害を思いっきりしてしまったときには、相手艇のかたは、いいですよーという感じでコースを変更してよけてくれたうえ、がんばってくださいと声をかけてくださり、シモシモ叫んで喜んでいた自分が恥ずかしくなった。

今回はカミシモのブイ回り2周の4レグレース。あほうどりにとっては遠いレース海面へ、スタート時間までに間に合うよう、9時から始まる艇長会議が終わった児玉さんをすぐにピックアップできるようゲストバースにあほうどりを移動させておいた。

しかし実際には、わりとゆっくり出港し、レースが始まるまでは風も4メートル以上吹いていたため、途中からエンジンを切ってセーリングで移動するぐらい、のんびりしていた。

到着すると、数十艇のヨットがあっちへいったりこっちへいったり、すぐそばを横切ったりすれ違ったりして迫力がある。タートルの東京支部竹内さんもいらしたらしい。ちなみに、前述した紳士的なスタボーのヨットも、JBSAの元会員のかただったとのこと。

スタートの様子は先ほどしるしたとおりで、1カミまでは、あほうどりは4番目だか5番目だかを走っていた。他の船をすっと抜いていくシーンもあり、これまであほうどりのレースはありえないと聞かされ続けてきた私には驚きだった。
もちろん、ベテラン参加者の技術レベルが高かったからであることは言うまでもない。

しかし、ダウンコースは厳しかった。観音にして真ランで走っていたが、スピンを使用しないあほうどりには、差をつけられるコースとなった。

このような場合、距離は長くなってしまうが、角度をつけてボートスピードを優先してくだりを走るという方法も有益なのではないかという話が、レースを振り返っている時にでた。

普段のセーリングとレースとの違いは、やはり、相対的な比較ができるというのが大きい。私はメインを担当したが、並走している時に、ちょっと調整をするだけで、すーっと隣の船より前にでていくこともあり、結果がよくわかって学びやすい。

今回の役割分担は、スキッパーは橋本さんと児玉さん。レース最後のほうではスキッパーが4人になっていた。
ヘルムスは小倉さん。2時間ずっと見事なティラーコントロル。ぶれることなくすごい技術と能力だと思った。
メインは私。ジブは児玉さん、北田さん、そえださん、水田さん。バウマンは永井さんで情報提供とジブセールのサポート。

以前、佐藤さんが報告書に書いてくださったが、今回もランニング時の観音で、スピンポールをウイスカーポールの代わりに使用した。

さて、次回のTYCレース第2戦は4月16日の日曜日。第3日曜日なので再び東京支部の定期活動日となる。レースに参加するか、のんびりクルージングかと思案していたが、意外にも参加するという声が多く、定期活動日にレースがある場合は、レース参加を優先するという東京支部の方針があることもあり、おそらくデークルージングを別日に予定することになるのではないかと思う。

TYCレースは、湘南レースとは空気が異なるようで、わりとゆとりがあると思うので、レース練習やレース参加は、初心者もベテランも、技術の向上や維持に、気軽に活用していただける機会なのではないかと思った。

報告書作成:殿垣内大介